一昔前とは違い、調理をする男性が増えたと言われます。それでは、65歳以上の男性はどの程度調理をしているのでしょうか?また、仕事からのリタイアをきっかけとして調理を開始したり、調理頻度が増えたりすることはあるのでしょうか?「時間ができたので調理を楽しんでいる」「妻と共通の趣味を持てた」など調理を楽しんでいる様子がうかがえる声がある一方で、「他にすることがない」「最初は褒めてくれた妻だが、今はもう何も言われなくなってしまった」などの声も。65歳以上の男性の調理実態を明らかにします。
■調査目的
- 男性リタイア世代の調理実態を把握する。特に、リタイア後に調理を開始した理由、調理をするようになって気がついたことを聴取することで、各種マーケティング施策の基礎資料とする
■調査結果【1.調理頻度、一緒に調理をする人、調理開始時期】
- 男性リタイア世代の約4割が、週1日以上料理をしている。さらに約1割の人がほぼ毎日調理をしている
- 約6割の人が自分1人で調理をしている。妻の手伝いというよりも、メイン調理者となっている様子がうかがえる
- 理開始時期としては、リタイア後に開始した割合が最も高く約半数。リタイア以前から調理を行っていた残り半数でも、リタイア後に調理頻度が高まった人の割合が高く、リタイアをきっかけに調理者が増える傾向がみられる約6割の人が自分1人で調理をしている。妻の手伝いというよりも、メイン調理者となっている様子がうかがえる
※全体ベースでみると、男性リタイア世代の約2割がリタイア後に調理を開始する
■調査結果【2.リタイア後に調理を開始した理由、調理頻度が増えた理由】
- リタイア後に調理を開始した理由、調理頻度が増えた理由としては、多くの人が時間的に余裕ができたことをあげている
- 「妻」関連では、妻の体調不良という不可抗力の理由がある一方、妻の時間を作ってあげたい、妻と共通の趣味を持ちたいという動機もみられる。また、比較的年齢の若い層からは、自分はリタイアしたが妻は今も働いており、妻の不在時には自分で作らざるを得ないという声もあがっている
■調査結果【3.リタイア後に調理を開始して感じているギャップ、 リタイア後に調理を開始して生じた妻・子供との関係の変化】
- 調理をするようになって感じているギャップとしては、予想以上に料理が楽しい、レシピ通りに作ればうまくできるなど、ポジティブなものが多い一方、ネガティブなギャップとしては、調味料や出汁の使い方、分量の調整に予想外の難しさを感じており、男性リタイア世代向けの商品開発のヒントとなりそう
- 調理開始に伴う家族との関係の変化をみると、料理を通じて妻とのより密な関係が生まれている様子がうかがえる
■ダウンロード
※調査結果の詳細は、下記URLよりPDF形式のレポートをダウンロードしてご覧ください。また、当社無料集計ソフト「my集計アプリ」に対応したローデータもダウンロードできます。
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