「ECサイトの使い分け」に関する調査結果

2021.01.27

調査データコレクション

感染症拡大の抑制に伴う行動制限で、家でお買い物ができることができるECサイトの利用頻度が多くなっているでしょう。
本調査では、複数のECサイトの使い分け方や購入時の重視点、また、サイト別の満足度、閲覧する時間帯、購入する商品などを調査しました。


調査サマリ

  • ECサイトで購入する際に最も重視するのは「商品の価格」で8割。次いで重視しているのは、ECサイトならではの「送料・手数料」で7割
  • 複数のECサイトを使い分けている人は7割。意識して使い分けている人は3割
  • 複数のECサイトを使い分ける理由は「価格、ポイント、送料などをサイト別の強みで使い分ける」。使い分けない理由は「個人情報を登録するのが不安」


ECサイトで購入する際に最も重視するのは「商品の価格」で8割。
次いでECサイトならではの「送料・手数料」で7割

ECサイトで購入する際、重視している点を聞いたところ「商品の価格」が82.9%で最も高い結果となりました。次いで「送料・手数料(78.2%)」、「品揃え(47.9%)」と続きます。

「送料・手数料」を重視している女性は83.6%に対し、男性は72.7%。「レビュー・口コミ」は女性28.4%に対し、男性18.3%となりました。
実店舗にはないECサイトならでの「送料・手数料」や「レビュー・口コミ」などを男性よりも女性が重視している傾向が見られ、男女間で10ポイント以上差が出ています。(図1)

送料・手数料に対しては各社様々な対応が行われており、Amazonの「Amazonプライム」や楽天市場の送料無料ライン対応ショップ「39(サンキュー)ショップ」などがあります。


【図1】インターネットサイトで購入する際に重視していること(複数回答・n=808)


ECサイトを使い分けしている人は7割。意識して使い分けている人は3割

商品を購入する際にECサイトを使い分けているか聞きました。使い分けている人は74.9%(「意識して使い分けている(30.8%)」と「なんとなく使い分けている(44.1%)」の合計)と、使い分けていない人は25.1%となりました。

また、年代別に見てみると「使い分けていない」割合が高いのは30代で32.0%、次いで20代で28.2%となり、最も低い50代になると19.8%にまで下がっています(図2)。


【図2】複数のECサイトを使い分けているかどうか(複数回答・n=808)


複数のECサイトを使い分ける理由は「価格、ポイント、送料などを
サイト別の強みで使い分ける」使い分けない理由は「個人情報を登録するのが不安」

複数のECサイトを使い分けている理由・使い分けていない理由について聞きました。
下記に、興味深い回答を一部紹介いたします。


複数のECサイトを使い分けている理由

  • セールやポイント倍増等の時に使い分けている。(40代男性)
  • 送料が安かったり、ポイント還元率が高かったりと、それぞれに強みがあるため。(20代女性)
  • 価格、ポイント、送料価格、到着日数により使い分けをします。(40代女性)


複数のECサイトを使い分けていない理由

  • 複数の会員に登録するとメールがたくさん来てしまうため(20代男性)
  • たくさんサイトを使っているとガチャガチャし過ぎて、逆に使いきれなくなってくるので。(50代女性)
  • サイトごとに個人情報を登録することが不安だから(漏洩など)。(20代女性)


調査項目

  • インターネットサイトで購入する頻度(SA)
  • 閲覧しているインターネットサイト(MA)
  • 購入しているインターネットサイト(MA)
  • 最も購入しているインターネットサイト(SA)
  • 以下のサイトの有料会員サービスを利用しているかどうか(Amazonプライム、楽天プレミアム、Yahoo!プレミアム、ZOZOプレミアム)(SA)
  • 【サイト別】購入しているインターネットサイトの満足度(SAマトリクス)
  • 【サイト別】どのようなデバイスで閲覧、購入(MAマトリクス)
  • 【サイト別】インターネットサイトで商品を購入する頻度(SAマトリクス)
  • 【サイト別】インターネットサイトで購入している商品(MAマトリクス)
  • 【サイト別】インターネットサイトを閲覧、購入する時間帯(MAマトリクス)
  • インターネットサイトで購入する際に重視していること(MA)
  • 商品を購入する際にインターネットサイトを使い分けているかどうか(SA)
  • 複数のインターネットサイトを使い分けているのはなぜか(FA)
  • 複数のインターネットサイトを使い分けていないのはなぜか(FA)

「Amazon」「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」「LOHACO」など様々なECサイトについても満足度、閲覧する時間帯、購入する商品などのデータを取得しました。各ECサイトの詳細な数値は下記からダウンロード可能です。


<アンケート概要>

「ECサイトの使い分け」に関するアンケート

●調査期間:

2020年12月4日(金) ~ 12月8日(火)

●調査手法:

ドゥ・ハウスのインターネットリサーチサービス『myアンケートlight』を利用。全国に住む20代~60代の男女を対象に有効回答を899人から得た。

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