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海外進出でCuteな実用生活雑貨を売る!|日本での「安売り」と「売り場縮小」危機を救う、海外ファン8割のFB戦略とは|aisen

バス・トイレの掃除、洗濯、キッチン周りのあれこれ…。正直面倒なときもある家事は、なるべくストレスフリーでこなしたいですよね。

そんな家事を少しだけ楽しくしてくれるのが、可愛らしくて便利な生活雑貨たちの存在♪今回は便利なアイディア生活雑貨を企画・製造されているaisenさんにお話を伺ってきました!

お話を伺っていると、日本では生活雑貨の売り場面積は年々縮小傾向にあるとのこと。。そこで取った、aisenさんの戦略とは!?今回は、生活雑貨業界の現状、そしてなんとFBファンの8割が海外在住というグローバル展開に焦点を当てて伺ってきました♪

FB立ち上げから運営までを担当されている土橋さんと清水さん♪

スーパーやドラッグストアでの売り場スペースが縮小傾向
EC&グローバル展開に焦点を当てた戦略へ!

 

FB立ち上げの背景を教えてください。

今、スーパー等の小売業界では食料品、家庭用品、衣料品など熾烈な価格競争が行われていますよね。安売りを実施しているスーパーさんがCM等で広告も打っていますし、勢いもあります。お客様の価格のニーズを握っているのはスーパーさんです。

一方、現在aisenはリアル店舗を持っていないので、中間問屋を通して小売店舗で商品を販売している状況です。小売店舗側に商品を買っていただく立場なので、その方向性に沿う必要があるわけですが、今の安売りのやり方では正直苦しいわけです。

うちとしては、他商品と差別化できて付加価値のある商品ならしっかり通常の値段で売っていきたいと思うわけですが、でもそれを具現化するためのリアル店舗がない状況。

そこでリアル店舗を持たないメーカーが自社でお客様に直接商品を販売するとなると、やはりECサイトになるわけですよね。ですからうちはECサイトに力を入れることにし、FBはECサイトへの誘導として活用することにしたのです。

当時この試みは生活雑貨業界ではどこもやっていなかったので、どこよりも先にやろうと思い、2011年3月からツイッターを、FBは同8月からスタートしました。

オンラインストアと併設で商品のいろいろな使い方も説明♪「FBの場合、日本向けではリアル店舗を持っている企業しか上手くいっていないんですよね。大手の家庭用品店さんやコンビニエンスストアさんは大成功していますが、リアル店舗を持たない我々のようなメーカーで成功している企業はなかなかないです。そこをどうブレイクスルーするかだと思っています」(土橋さん)

 

リアル店舗を持たないメーカーがECを始めることは、生活雑貨業界では初めてなのですね!その他にもFBを運営する目的はありますか?

はい、実は海外進出を見据えてFBを運営しているんです。

うちの商品は日本ではスーパーやドラッグストアでの販売が主でしたが、今、売り場スペース自体が狭くなってきています。たとえばドラッグストアでも今までは食品を置いていなかったのに置くようになったため、その分、生活雑貨商品の売り場スペースが圧縮されているんです。

このような状況で、国内ではなかなか商品を売ることが難しくなっているため、我々は海外への進出を狙っているわけです。FBは海外進出への下地作りも兼ねていて、実際FBのファンの8割が海外のファンなんですよ。

インド、インドネシア、フィリピンが多く、その他、タイ、ベトナム、シンガポールのファンもいます。現在、製品は中国で作っていますが、人件費等を考慮すると第3、第4国を持っていないと今後太刀打ちできないと判断しました。

シーツやジーパンを干すときに大活躍する「つながるピンチ」、壁や鏡に貼り付けられるクリーナー「貼りつくクリーナー」など、多くの便利な生活雑貨を世に出しているaisenさん。「つながるピンチは、パーカのフードがくっつかないように干したりシューズを挿して干したりできるので、いろいろ工夫して使えて便利なんです。最初はシーツを干すための雑貨として紹介しましたが、いろいろ使えることを紹介できるのもネットのいいところですね」(土橋さん)

 

海外のファンが8割とは!どうやって海外のファンを集客されたのですか?

海外に広告を打ったんです。また、FBでキャンペーンを行って海外の方が当選した場合は、海外へも商品を送ったりしました。海外へ発送している企業は少ないようですが、実際送ってみると喜んでいただけましたし、みなさん非常に親日家で交流しやすいんです。

今後はもっと海外を視野に入れて運営し、ゆくゆくは海外への販売が武器になるようにしていくつもりです。それに、業界でもこれだけ先に海外進出していれば、後から真似されても他社は付いてこれないだろうなと(笑)

最近はネット上で『aisenグッズは、可愛くて使いやすいです』『この色が素敵』『この形がはまる!』など共感を得る意見を頂けるようになりました。またいつも100円ショップで買っているお客様に『aisenの商品は高いけど、質がいい!』という声もいただくんです。そういう方々を大切にしていきたいですね」(土橋さん)写真は“貼りつくクリーナー”

 

海外のファンへの発信として、何か特別なことをされていますか?

当初から海外を視野に入れたFB運営を計画していたので、英語での記事更新は必須としていました。でも社内には英語を話せる者がいなかったため、FB立ち上げの際に英語が堪能なスタッフとして清水を採用したんです。

いまは清水が運営を担当していて、投稿は日本語と英語を併記して更新するようにしています。

「清水がスマートフォンでLINEを使っているのを見て、これを仕事で生かせないかと考えたりしています。若い人と話すと今の流行が分かっていいですよ(笑)」(土橋さん)

文化の違いを面白がりながら
日本の文化と共に商品を紹介していく

 

FBのみならず、日本発の生活雑貨用品を海外に紹介するのは一筋縄ではいかなそうですね。

文化って、それぞれの国によって全然違いますから、面白いですよ。

先日は寒いロシアでマッサージタオルを売りました。日本のお風呂の習慣を映像で紹介しながら、アカすりとして売ったら売れたんです。湯船に浸かる方法など日本特有の習慣と一緒に説明して商品を紹介することで、ロシアでも流行らせることができるのではと思っています。

文化の違いといえば、たとえばキッチンでスポンジを使ってお皿を洗うのは日本とヨーロッパだけなんですよ。アメリカではセルローズ素材のものしか使いませんし、中国・アジアの地方ではいらなくなった洋服の裾を切って洗ったりもしますからね(笑)それに、たとえば日本はトイレをいろいろなもので装飾しますがそういう文化って他のアジアにないと思うわけです。

そういう違う文化を持つ国に我々の文化を持っていって、うまくはまってくれれば流行らせられるのではないかなと。ひとつひとつやっていきたいと思っています。

話題がワールドワイド!「先日もヨーロッパの展示会に行ったとき、ドイツでピンチがついているハンガーがないことに気付いて通訳の方に『なんでないの?』って聞いたんですよ。そしたら『寒くて洗濯物を外に干すわけないじゃん、面倒くさい』って(笑)まずはその国独自の文化を学び、それに合った商品を研究することが大事だと思っています」(土橋さん)

 

海外進出の下地はFBでできているんですね

そう、FBも含めて下地はできたけど、あとは流通ですよね。新興国は流通が整備されてないので、インドでは露天商に売りに行くとか、そういうレベルかもしれないですね。

グローバルの戦略としては、コーポレートサイトも英語と中国語に変換できるようにしていますし、カタログも対応しています。現地の言葉で商売できるようして下地は作ったので、今後はそれをリアルに生かすのが目標です。

やりたいことはたくさんあるので、あとはそれを実行していくのみ!海外を含め5万のファンに向けて、まずはどんな手を打つか、入念に考えているところです。

FBの活用が海外進出の下地となっているとは!貴重なお話をありがとうございました!

社内にはグッズコーナーも♪「FBは武器だと思っています。営業先の担当者がFBをやっている場合は相手の趣味などを会う前に知ることができるわけですから。大の巨人ファンとかね(笑)そしたら商談のときに巨人の話をすれば盛り上がるわけじゃないですか。これだけの武器があるのだから使わない手はないでしょ、ちなみに私は阪神ファンですが、と。ソーシャルで相手のことを知ることができたら商談するの楽だよ、と営業スタッフにはFBを勧めていますよ。最初は面倒かもしれないけどね」(土橋さん)

取材を終えて

売り場縮小&安売りという状況から、「海外進出」という発想の転換。そして、そうと決まれば英語が堪能な社員を採用し、FBの更新を英語で行い、海外へもサンプル発送を行うなど、次の一手を進めるスピードが速いaisenさん、素敵すぎます!

時代の移り変わりによって、これまで想像もしなかった事態に陥ることがありますが、そのときに武器になるのが、ホットなツールを使った柔軟な展開と、それを実行するスピード力なのかもしれません。市場を読み、時代を読んだ展開、大変勉強になりました!ありがとうございました!

Facebook ケーススタディでは、「うちもFBで海外進出したい!」などのお問い合わせをお待ちしています。ぜひお気軽にご連絡ください。

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