時間栄養学という考え方について書かれていて、朝ごはんの大切さがわかります
40歳を超えたあたりからお腹や背中に肉が付き始め、50歳を超えると食べている量は30代のころよりも少ないのになかなか体重が落ちません。結果、太っているという現実。食べるものは健康に結び付きます。夜ご飯が遅くてなかなかお腹が空かず朝食を抜いた暮らしを半年位続けたら、体重は2kgほど減ったのですが筋肉量も落ちてしまいました。朝食ってやはりとても大切だなと身をもって思っていたところ、書店でこの本が目にとまったのです。 本の著者は、東京農業大学で管理栄養士を専攻された大島菊枝さん。ただの美味しい朝ごはんのレシピ本ではありません。「時間栄養学」という観点で、効率の良い食べ方を紹介しています。朝起きてから2時間の間に何を食べたか、あるいは何も食べなかったかで、一日でどのようにエネルギーを燃やして活動するかが決まってしまうので、朝ごはんを見直してみませんかという提案をされています。 例えばSTEP3の目次、朝ごはんを食べると何が起こるの?10の効果では
- 体内時計のリセットでリズムが整う
- 朝型やせ生活の基礎ができる
- 体温が上がって代謝スイッチ、オン
- 脂肪燃焼に欠かせない筋肉の浪費をSTOP!
- 血糖値の急上昇を防ぎ、老化を遅らせる
- 脳機能を活性化してやる気スイッチもオン!
- 眠れない・・・・そんな夜の悩みに朝が効く
- 成長ホルモンをコントロールしてアンチエイジング
- 自律神経を整え、うつを防ぎ、心も穏やかに
- 日中の酸化を防ぐ
などなどためになること満載で、朝ごはんが体や心にまで良い影響をもたらしてくれると納得です。それに、この本には手早く作れる朝食メニューの写真が満載なので、忙しい朝でもこれなら無理なく美味しい朝ご飯を作り続けられそうと自信が湧いてきます。 早速作ってみました。 ヨーグルトとバナナやリンゴだけだっていいし、夜の残りのお味噌汁と目玉焼きだって構わない。炭水化物とタンパク質とそれにお野菜や果物があればもっと上等です。 「時間栄養学」という観点では体内時計にも触れています。食べる時間で糖の吸収が変わるので、おやつを食べる時間にもコツがあります。じつは私も管理栄養士なのですが、ただ栄養やカロリーのことだけでなく体のリズムに合わせた栄養学の観点は目新しいです。自分を含め家族が健やかに暮らせるヒントが満載でいい本に出合ったなと思います。
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