Original Update by nicolasnova
ターゲットを具体化することのメリット
プロモーションの目的を定義するなかでターゲット設定はとても重要です。
誰に対して何をするか明確でなければ、集客、コミュニケーションの両面において
具体的かつ効率的なプロモーションを展開することは難しいでしょう。
しかし、企業様からプロモーションのご相談をいただく際、
声を揃えて「30~40代の主婦」とおっしゃいます。
確かにデモグラフィック情報はターゲットの特性をつかむために有効ですし、商品を使っていただきたい人がどのような方なのかもイメージしやすいのですが、バクッとした設定をしてしまうと、コミュニケーション手法が一律になってしまう恐れもあります。
これは有名な話ですが、文具通販のアスクルは「零細企業の事務員、ケイコさん」
というペルソナを設定し、アスクルモデルをつくられたそうです。
ケイコさんは零細企業で事務を任されており、消耗品の補充を少し離れた事務用品店へ
買い足しに行くそうです。雨の日も風の日も…。
「ケイコさんに喜んでもらえるサービスを!」という想いから発展したアスクルモデルのように、誰に対して、どのように喜んでいただける商品(サービス)なのかを明確にすることで、他社とは切り口の異なる、とがったサービスやプロモーションを展開することができます。
ターゲットの具体化は市場規模との両天秤
しかし、ターゲットを具体化しペルソナまで落とし込む過程には落とし穴も存在します。
それは条件を絞り込むことで市場規模が狭くなってしまうという点です。
市場規模とターゲットの具体化は常に両天秤の関係性にあるため、
両方のバランスを見た上で落としどころを決める必要があります。
簡単な方法で目安値を得るにはFacebook広告の出稿欄が役に立ちます。
Facebook広告の出稿欄はFacebookを所有するユーザであれば誰でも参照することができ、
以下のように条件を絞り込むことで予測配信数を知ることができます。
※プロフィール情報に入力されている情報を基に条件の絞込みを行うため実数とは異なります。
そして、ターゲットに喜んでもらうための最適な方法は、その方々と一緒に仕事をすることだと考えています。
ドゥ・ハウスのソーシャルメディア運営サービスは、生活者である主婦にプロジェクトメンバーになっていただき、企画から運営まで一貫して参加してもらいます。
これによって生活者同士だからこそ分かり合えること、共感しあえるコミュニケーションが次々と生まれています。