目次
フードウォッチャー
今回は食生活をテーマとしたシリーズ「Food Watcher」です。「Food Watcher」は、食品や飲料の購入から使用や保管に至る食生活全般を対象に調査と分析を行ってまいります。
■調査目的
- 回転寿司店の印象を把握することで、各寿司店のポジショニングの相同を把握し、今後のマーケティング施策の一助とする。 ⇒「戦略キャンバス」分析
- 回転寿司店におけるネタの選択行動を継時的に把握することで、より適切な店舗作りの一助とする。 ⇒「From/To」分析
■回転寿司店の「戦略キャンバス」分析
4月27日(土)~5月6日(月)の利用率が高い回転寿司店4店の印象を比較すると、最も特徴的なキャンバスを描くのは「かっぱ寿司」。その他3店と比べて「気軽に入店しやすい」の割合が高く、「安くて良質なネタが食べられる」「ネタの種類が豊富である」「寿司のネタがいつも新鮮である」「安心・安全に寿司を楽しめる」の割合が低い。 回転寿司店主要チェーンと比べて、入店しやすいにおいてRaiseが、ネタの質においてReduceが実感されている。

※クリックで大きなグラフが見れます
■回転寿司店で食べるネタの喫食率(「何皿目に食べるか?」順)
『まぐろ』『サーモン』は「1皿目」の喫食率が高く、『アジ』『えんがわ』は「2皿目」の喫食率が高い。 『あなご』『ウニ』『鉄火巻き』は「5皿目」に向けて喫食率が高くなる。

※クリックで大きなグラフが見れます
■回転寿司店の「From/TO」分析
1皿目に食べるネタによって、2皿目以降に食べるネタが異なるといえる。 例えば、「まぐろ→エビ」という経路はメインストリームだが、その逆の「エビ→まぐろ」は少数派。 また、1皿目に「まぐろ」を食べた人は「エビ」「サーモン」「イカ」など様々なネタに分岐していくが、1皿目に「中トロ」を食べると、大よそ「アジ」「えんがわ」のいずれかに集約される。

コメント