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カラダデータバンク
”カラダ”に関するあれこれを専門的に取り扱うシリーズ「カラダデータバンク」です。「カラダデータバンク」は、人々の健康実態や、医薬品・医薬部外品、その関連品を対象に調査と分析を行ってまいります。
■調査目的
- 風邪、インフルエンザ、ノロウイルスの感染実態を継続的に把握することで、その流行と終息を把握する
- 風邪やその対処に関する実態と意識を把握する
■調査スペック
- 2012年12月第3週~2013年3月第5週の間、毎週末に調査を実施する
- 風邪、インフルエンザ、ノロウイルスの感染有無については設問を固定し、比較できるようにする。それ以外の設問は毎回入れ替える
■調査結果総括【罹患実態】
風邪の現在罹患率は8.3%。性年代別にみると、女性20~30代の高さが目立つ

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インフルエンザの罹患経験率は5.2%。前週と比べて大きな変化はみられない。性年代別にみると、大きな差はみられない

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ノロウイルスの罹患経験率は3.4%。前週と比べて大きな変化はみられない。性年代別にみると、大きな差はみられない

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■市販薬の市場集中度分析
市場集中度分析とは? あるカテゴリの混み具合=集中度から、その市場の新規参入障壁の高さと、流動性を把握する分析手法のこと。市場集中度が高いということは独占的なブランドが存在することを意味し、新規参入の障壁が高いといえる。また、一般的に流動性の低い「死んだ」市場であるといえる。販売額などではなく、生活者のマインドシェアに基づくため、中長期的な傾向を測定することが可能である。
「上位3ブランド占有率」が高く、「不明率」が低い『かゆみ止めの塗り薬』『頭痛薬』は新規参入困難な流動性の低い市場であるといえる。一方、「不明率」の高い『水虫薬』『酔い止め薬』『花粉症の薬』は、圧倒的なブランドがないため、相対的に新規参入の障壁が低いといえる。
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