コミュニティを活用したリサーチ、成功の肝は課題解決に向けて「8つの軸」をどう組み合わせるか

コミュニティを活用したリサーチ、成功の肝は課題解決に向けて「8つ軸」をどう組み合わせるか
Original Update by mikebaird
さて、コミュニティリサーチについてさまざまな運営方法があります。 どれが正しいというものでもないと思いますので、いくつかの軸で整理してみます。
  1. 目的   :リサーチのみなのかプロモーション的な要素もあるのか
  2. 公開   :オープンタイプなのかクローズドタイプなのか
  3. 人数   :大人数なのか少人数なのか
  4. 期間   :短期間なのか長期間なのか
  5. 対象者  :一般生活者なのか特殊な属性なのか
  6. システム :どのシステムを使うのか
  7. 事前キックオフミーティング :事前にアナログのキックオフミーティングを行うか、行わないか
  8. 運用方法  :インタビューがメインなのか観察がメインなのか
このあたりを都度目的に合わせて組み合わせることになります。我々がお手伝いさせていただくケースですと、 クローズドタイプ / 10~30名 / 1ヶ月 /キックオフミーティングあり という感じで、対象者やシステム、運用方法などは調査目的に合わせて設定しています。リサーチ目的のため企業秘密に関わることもテーマになりますので、もちろんクローズで行います。 1グループあたりの適切な人数について、我々は10名程度が最も盛り上がると感じています。そして、デモグラ属性で1グループ~3グループぐらいに分割し、全体でだいたい30名が上限といった数字になります。参加者について少なくてもコミュニケーション能力が高く、他の人の発言に対してもきちんと返信できる人を集めます。 その他、テーマとなっている分野についてどのくらい関与があるかですが、通常は関与の高い人を集めてきた方が多角的な話が聞けることが多いと感じています。(あえて一般的な生活者の反応を見たいというケースもあります)事前のアナログのキックオフミーティングについては、できる限り実施をしています。効果として、
  • こちら側の意図や思いを正確に伝えることができる
  • 対象者の周辺情報を予め把握することができるので、オンラインコミュニティでは本題から入ることができる
  • オンラインコミュニティが始まる前からある程度ラポールを形成することができる
  • 一度顔を合わせているので、コミュニティ上の発言にリアリティを感じやすく、また運営側と参加者間や参加者同士のトラブルがおきにくい
  • 身分証明書等の提示によって本人確認ができ、紙による守秘義務の覚書なども交わすことができる
といったメリットがあります。 参加者の事後アンケートなどからも、上記の効果は明らかです。 運用方法として、インタビューがメインの場合は、予めコミュニケーションフローを決めておき、そのフローに沿ってインタビューを行います(以前からあったネットグルインです)。一方観察がメインの場合は、投稿するテーマだけ決めておき、あとは参加者が好きなタイミング、内容で投稿してもらう、という方法をとります。 このようにひとことで、コミュニティリサーチといっても様々なタイプがあり、目的に合わせてどう設計するのか、というところが調査会社の腕の見せ所の1つといっていいでしょう。

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この記事を書いた人

株式会社ドゥ・ハウス 執行役員 聞く技術研究所 マネジャ

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