新入社員のための初任給とやりがいの向上が求められる【月刊よげんの書2023年4月:よげん1】

ドゥ・ハウスでは毎月「よげんの書」セミナーを開催しています。

「よげんの書」では日本国内に限らず、世界の経済、政治、エンタメなど、多角的な視点とデータで「今」何が起きているのかをご紹介しています。時代の流れを捉えることで、企業や個人がマーケティングに取り入れるべき時代のテーマを掴むヒントを得る一助になれば、と願っています。

今回は4/21に行われた「月刊:よげんの書4号」で発表された内容をご紹介します。よげんの書は大久保氏と舟久保のテーマ発表&コメントで構成されており、開催報告ではセミナー中に取り交わされたコメントなども記載します。

目次

新入社員のための初任給とやりがいの向上が求められる

大卒採用、24年春に21%増新入社員のための初任給とやりがいの向上が求められる

新型コロナウイルス禍からの経済再開に加え、構造的な人手不足が重なり、企業の採用意欲は強い。23年春入社の採用活動で計画人数を満たせなかった企業も多く、来年度は獲得競争が一段と激しくなると予想されている。そんな環境の中、新入社員の賃上げの対応も増えそうだ。23年春の初任給額の前年比伸び率は1.7%で、遡れる2009年以降で最高となる。足元の物価高なども受け、約7割の企業で増額となった。
入社を募るためには魅力的な企業になる必要があるので、賃金面も大事だが、その他にも魅力点を打ち出している企業がある。

新入社員のやりがいに投資

22歳の人口は2010年代以降、毎年120万人台で推移してきたが、4年後の2027年には110万人を割り込むと推計されている。労働人口が減る中、企業側には生産性の向上や人材定着の取り組みが求められる。近年の新入社員は「安定した生活」への希望が強く、社会貢献への意識も高い。また、若者は自己成長への意欲が高く、成長できないと不安を感じて転職を意識しやすい。各社は推進力を高めるためにも、より実践的な研修で新入社員にやりがいを提供し続け、つなぎ留めようとしている。

新入社員のやりがいに投資

成長できない、という不満のが会社を辞める理由大きな理由の一つになっている。成長の道筋をしめすのが大事。

日本のビジネスマンの熱意についてグローバルで調査をしたところ、熱意がある人は20人に一人ぐらい、5%ほどだった。人の足を引っ張るのは23%。新入社員のやりがいを高めるのは大事だが、会社に入った後、周りに熱意がある人いないと悪い影響を与える可能性がある。会社全体で熱意を持った社員を育てることを大事にしてほしい。新入社員だけではなく、全社員に対して組織が熱意にこたえる環境づくりをすることが大事だ。

「月刊よげんの書2023年4月号」の動画アーカイブはこちらから。ぜひお申し込みください

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この記事を書いた人

ドゥ・ハウス 広報部 マネジャ
聞く技術研究所 所員。

DINKS。夫婦で在宅することが増えたので、いかに家を快適にするかを考え中。

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