「人材フローラ」のウェルバランスが求められる【月刊よげんの書2022年10月号:よげん8】

ドゥ・ハウスでは毎月「よげんの書」セミナーを開催しています。

「よげんの書」では日本国内に限らず、世界の経済、政治、エンタメなど、多角的な視点とデータで「今」何が起きているのかをご紹介しています。時代の流れを捉えることで、企業や個人がマーケティングに取り入れるべき時代のテーマを掴むヒントを得る一助になれば、と願っています。

今回は10/28に行われた「月刊:よげんの書10月号」で発表された内容をご紹介します。よげんの書は大久保氏と舟久保のテーマ発表&コメントで構成されており、開催報告ではセミナー中に取り交わされたコメントなども記載します。

目次

「人材フローラ」のウェルバランスが求められる

人材のバランスは、腸内フローラと一緒なのかもしれない

ギャラップエンゲージメントサーベイ2021で社員の熱意について調査したところ、グローバルでは20%が意欲的、61%が意欲的でない、19%が不幸のあまり会社の足を引っ張る人、と3分類に分けられた。比率を見た時に、腸内フローラと一緒なのかもしれないと思った。腸内フローラの理想バランスは善玉菌→20%、日和見菌→70%、悪玉菌→10%と言われている。善玉菌が優位の場合、日和見菌が善玉菌に寄っていき健康が保たれる。だが、悪玉菌が優位の場合、日和見菌は悪玉菌に寄っていき健康な状態を維持できなくなる。バランスが大事なのだ。

日本は意欲的な社員が僅か5%

日本は意欲的な社員が僅か5%。不幸のあまり会社の足を引っ張る人は20%以上で、25%近い。腸内バランスをよくするとき「悪玉菌をなくそう」ではなく、「善玉菌を増やす」のが大事。そう考えると、人材フローラのバランスをよくするためには、意欲的な人が働きやすく、自分の能力を生かしやすい環境を作ることが必要となる。それにより、善玉菌=意欲的な人を増やし、「日和見菌」=どっちづかずの人に対して良い影響をを与えられるようになるだろう。

マーケティングリサーチで「忌憚のないご意見をお聞かせください」としたとき、ポジティブが2~3割しか上がってこない印象がある。マーケティングはポジティブなところから機会発見をしよう、というすることを推薦している。腸内フローラと一緒で、ネガをなくそう、ではなく、ポジなところを伸ばし、日和見な人にも伝わるようにするのが大事なのだろう。

「よげんの書10月号」の動画アーカイブはこちらから。ぜひお申し込みください

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この記事を書いた人

ドゥ・ハウス 広報部 マネジャ
聞く技術研究所 所員。

DINKS。夫婦で在宅することが増えたので、いかに家を快適にするかを考え中。

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