「ステイホーム」の呼びかけとは
<!– 新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針の一つとして、多数の人との接触を避けることが提唱されたことにより「自宅で過ごす」ことを推奨する呼びかけ。 特に感染人数の多かった東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県の一都三県で4月下旬から5月にかけて行われた外出の自粛を促した呼びかけが「STAY HOME週間」です。 旧「STAY HOME週間」ポータルサイト –>ステイホーム(stay home)とは、「家に居る」「家に居よう」「家に居ろ」といった意味の英語表現であり、2020年春に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大・蔓延が危惧される中で提唱された行動様式を示すスローガンである。 新語時事用語辞典より4月から5月にかけて発出された「緊急事態宣言」の際は接触機会の低減のために人が集まる施設などの自粛や、学校などの休校措置がありました。また、外出を控えるように政府から提言されたことにより、多くの人が自宅で過ごすことを選択しました。
- 普段は仕事や学校に行く家族の在宅。
- 買い物のための外出も最低限に。
- 娯楽もなるべく室内で。
「もしも再度ステイホームが呼びかけられたら」をテーマに調査実施
ドゥ・ハウスでは8月に「もしも再度ステイホームが呼びかけられたら」をテーマに調査(※)を行っています。今回はその中から調査結果の一部をご紹介します。 ※主婦を対象とした定性インタビューと、首都圏在住の男女830名にウェブアンケートを行った結果をまとめました。再度ステイホームになったら備えておきたい商品
春のステイホーム期間では買い物の頻度を少なくするために、多くの人が商品をストックする傾向がありました。ですが、一度ステイホームを経験すると「備えていてよかった」「備えなくてもよかった」商品が見えてきます。それによって、次回はまた別の視点でストックする商品を選ぶ人もいるかもしれません。 今回は調査の中で生活者が「再びステイホームになったら備えたい」という商品と理由を紹介していきます。これじゃなきゃダメな愛用商品を確保しておきたい
『 スコッティ ファイン 』 は濡れても破れず吸水力抜群。前回買えなくなり、 別のものを買ったらすぐ破れてイライラした。日用品一つの違いでこんなにストレスになるのかと痛感。これじゃなきゃダメなものは必ず確保しておきたい。
『日清製粉 コツのいらないてんぷら粉 』 は卵が不要で分量通り水で溶けばカラッと揚がり、失敗がない。前回はお店から無くなり、 代替品は仕上がりが微妙に違い困った。他の類似商品を使ってみたところ、普段愛用している商品の良さを再認識した主婦の声です。ステイホームは今までなかった様々なストレスが発生するので、それを1つでも減らしたい、という気持ちもあるのでしょう。 「いつもの」から変えてみたところ、使い勝手や機能の差を改めて実感してよりファンになった人は次回「ステイホーム」を呼びかけられた際は愛用品だけは手元にストックをする可能性が高いといえます。
家にこもる生活での健康に配慮して備えたい
自粛中は デリバリーやテイクアウト、簡単な一品が増え、野菜不足が気になる 。 『 キユーピー 和風スープの素 』 は、野菜を煮たら中身を加えるだけで味が決まる。買い物の頻度も少なくと推薦される中、痛むことを気にせずに長期間ストックできる「冷凍カット野菜」を上げる人もいました。また、野菜を食卓に多く取り入れる工夫の一つとして、美味しく食べるための調味料や素を多用する人も増加したようです。
自粛生活を楽しく過ごしたい
自分では出せない本格的な味や、ご当地物のような珍しい味のレトルトカレーを備えておけば、おこもり生活でも楽しく過ごせる。
夫が完全テレワークになってからは三食すべて私の手作りだと飽きてしまうようで、気分転換に時々カップ麺が食べたくなる様子。二人の息子も同様で、カップ麺を食べたがる。そんな夫や息子達のために、気持ちが暗くなりがちなステイホーム中のお楽しみ用に備えてあげたい。自粛、自粛と促され、制限されることが多い期間だからこそ自宅で過ごす時間を楽しくしたい、という気持になった人も多かったようです。レトルトカレーは賞味期限が長いのでしばらく置いていても大丈夫ですし、いくつかパッケージを並べておくだけでも華やかになるので選ぶ段階からワクワクできそうです。 他にもお楽しみ用にカップ麺を備えたいという声もあり、健康だけに配慮するのではなく、メンタル面のことも考えて商品を買っておきたいという人もいました。
次回の「ステイホーム」ではネガティブなストックだけではなく、ポジティブなストックも求められていく
「備える」「ストックする」行為は「不安だから」「気になるから」など、ネガティブ要因から発生しがちです。「ステイホーム」も自由に外出できないというネガティブな面がありました。 制限が多い中だからこそ、それを乗り越えるために自分の精神面での活力を欲す生活者が多くなる可能性があります。
「ステイホーム」が提唱された後、応援動画や、家で過ごす時間をいかに楽しくするかなどのライフハックが多く投稿されたように、「これがあったから助かった」「楽しかった」など、ポジティブな体験を与えてくれる商品が今後より望まれてくるのかもしれません。