ソーシャルメディア上にあがっている声を収集し、ファンとのつながりを持つ。今回はソーシャルメディア上でファンとつながり、交流を続けていくことでどのような効果があるのかを事例とともに紹介します。
交流を継続することで商品の購入意向や購入頻度があがる?!
当社ではFacebookページの運営を、ファンとの交流の場として考えております。今その商品やサービスのファンとなっている方々とFacebookページ上でつながり、コンテンツやコメントでコミュニケーションを行っていくことを軸とし、運営を行っております。
その中で、クライアント様よりいただくご指摘が実際にFacebookページを運営して現実での売り上げは上がるのか?というものです。
実際にファンへアンケートを行い、動向を確認してみると・・・
ソーシャルメディアで交流を深めると実生活にどれくらい影響が出るのか検証するため、弊社で運営している食品メーカー様のFacebookページにて、調査を実施しました。手法は、「一般のリサーチモニターと比較して、Facebookページのファンはどれくらい購入意向や推奨度、親近感が高まっているのか」というものです。実際に集計すると以下のように大きな差が出ていました。
<今後の喫食意向> 「積極的に食べたいと思う」、「食べたいと思う」と回答した方の割合は、一般モニターよりもファンのほうが約20%高く出ている。
<商品への親近感> 「親近感を強く感じる」、「感じる」と回答した方の回答した方の割合は、一般モニターよりもファンのほうが約30%高く出ている。
<商品の推奨度> 友人や知人に商品をオススメしたいと回答している方の割合は、約40%差がついている。
購買決定モデル(AMTUL)に沿って考えていくと、「使用経験」や「現在利用」のみならず、「愛用固定」それが好きでたまらないという状態をFacebookページによって作り出せています。
実際に商品をどれくらい購入しているか試算したところ、年間で2.5倍の差が出ている
月間での購入頻度、購入個数および購入価格帯をアンケートで取得し、それらをかけあわせて1人当たり、1か月でどれくらいの売り上げになるかを試算しました。その結果、年間の売り上げは約2.5倍、1つ100円ほどの商品ですので、金額面に直すと約2,500円の差が開くことになります。
Facebookページ上での交流によって、約75%の方にポジティブな変化が起きた
別の設問では、実生活に変化はあったかというアンケートを取得しました。Facebookページを閲覧して特に変化がなかったと回答したのは約25%ほど。回答者の75%が、商品をより購入するようになったり、お店で探したりというポジティブな変化が起きていると回答しました。
ソーシャルメディア上での丁寧なコミュニケーションがロイヤリティを高める一因となり得る
こちらのFacebookページでは約1年の間、週3回の投稿を行い、ファンから頂いたコメントにはすべて返信を行うという運営を行ってきました。実際にファンからの声として「お返事をもらえるのが嬉しい」、「いつも楽しい投稿を見ていると、商品を買いたくなります」といったお声もいただいています。
Facebookページではよく、ページのいいね!数ばかりに注力しがちですが、今いるファンの方たちと交流していくことも大事だと当社は考えています。このような運営に興味がございましたらぜひご連絡ください。貴社のファンとFacebookページ上でぜひ交流したいです。