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体調を崩しがちな家族のために、旬の夏野菜の栄養価を期待して夏バテを防ぐ|事実新聞 (vol.60:3ヶ月後の食卓面)

事実新聞とは
生活者の購買現場をじっくりと観察、店頭で起きていることを「事実」データとしてクイックにお届けし、メーカーをはじめとする企業のマーケティング活動をサポートする情報誌です。当ブログでは誌面のコーナーごとに抜粋して紹介します。新聞紙面は以下より閲覧・ダウンロードができます。

主婦はどのような視点で食事のメニューを決めているのだろうか。季節や旬はどのように食卓に反映されているのだろうか。ここでは、「生活行動日記BLOG」内のデータから、7月から8月のデータに注目し、盛夏の食卓の実態に迫る。

8月 体調を崩しがちな家族のために、旬の夏野菜の栄養価を期待して夏バテを防ぐ

8月は厳しい暑さが続き、疲れがたまって体調を崩しやすい。家族の夏バテ対策に、栄養価の高い夏野菜を使って、家族の好みの味付けや調理方法で、栄養バランスのとれたおいしく食べやすいメニューを工夫している。

事実新聞60号_8月の食卓

※クリックすると大きな画像が開きます

ゴーヤの苦味をやわらげて、小さな子どもにも食べさせたい

夏の野菜として定着してきたゴーヤ。ビタミンCが豊富で栄養価も高いので積極的に家族に食べてもらいたいと思っているが、独特の苦味がある。「データ1」では、「ゴーヤは揚げると苦味が無くなると聞き、本当かどうか作ってみたくなった。ゴーヤチャンプルを作っても苦くて食べてもらえなかったけど、これなら3歳の息子も食べてくれるかもと挑戦」とあり、さらに「夏バテ防止にゴーヤのビタミンを家族に摂ってもらいたい」と、ゴーヤの栄養価を期待して家族に食べてもらう思いがうかがえる

。苦味をやわらげる調理法として「薄くスライス。塩で揉み片栗粉をまぶして揚げ、最後に塩コショウで苦味を中和させる」とあり、子どもでもつまんで食べやすいゴーヤチップスを考えた。ゴーヤのビタミンCは加熱しても壊れにくいので、苦味をやわらげる調理法や味付けの提案があるとゴーヤ料理の幅も広がって食べる楽しみも増えそうだ。

疲れが気になる家族にカロテン豊富なサラダで栄養をたっぷりとらせたい

疲れが気になる家族には、栄養価の高い野菜料理で身体を元気にしてあげたいと考える。「データ2」では「今日の夕食はお肉なのでカロテン豊富なサラダにしよう」とあり、さらに「疲れ気味の家族が夏バテしないよう栄養をたっぷり摂らせたい」と、カボチャの栄養価を期待して肉料理の副菜を考えた。「カボチャとニンジンを茹で、水にさらしたタマネギとハム、レーズンを混ぜてマヨネーズで和えたサラダ」とあり、食感の違いや味のアクセントになる具材を加えて彩りのよいサラダの完成。

夏バテが気になる時にはカロテンやビタミンC、食物繊維も豊富なカボチャは積極的に摂りたい野菜。1個を食べきることのできる和・洋・中などのメニュー紹介やカボチャサラダ用トッピング商品などがあると喜ばれそうだ。

栄養バランスのとれた和え物で夏バテ気味の夫に喜んでもらいたい

暑い時こそ野菜がたくさん摂れるメニューをおいしく食べてもらい、体調を整えてあげたいと考えている。「データ3」では「最近暑さでお疲れ気味な主人を見ると、栄養バランスを考える。生野菜より野菜がたっぷり摂れる和え物がいいかな。主人の好きな酢を使った味付けにしてみよう」とあり、夫が好物の味付けの和え物を思いつく。

調理では「一口大のキャベツを茹で、細切りのキュウリ、ちくわ、ワカメ、酢、醤油、砂糖、すり胡麻、ごま油を和える」と、食感の違う具をたっぷり使い、ごま油を加えることでコクのある和え物になった。「ごまの風味と酢のさっぱり味の野菜の和え物はビタミンたっぷりで夏バテ気味の主人が喜びそう」とあり、夫の健康を気遣って、具材や味付けにこだわっている主婦の思いが伝わる。

夏野菜を使ったさっぱり味の和え物メニューの提案や和え物が簡単に作れる合わせ調味料の紹介があると、夏の献立を悩む主婦に喜ばれると思う。

栄養価が高いネバネバ野菜で食欲のない家族を元気にしたい

暑さで食欲のない時は、栄養価の高い野菜料理で食がすすむメニューを考えたい。「データ4」では「初収穫したモロヘイヤ。ネバネバした食感が私も夫も大好きで、元気の出る夏野菜。同じようにネバネバしているオクラと一緒に、シンプルにお浸しを作ってみよう」と、ネバネバ野菜同士のお浸しを思いつく。

さらに、「オクラとモロヘイヤをめんつゆとたたいた梅干、かつおぶしと和えてお浸しにする。野菜のネバネバの食感と梅の風味が食欲をそそり、夏バテ気味の私を元気にしてくれそう」とあり、梅干やめんつゆで和えるひと手間で爽やかな味に仕上がり旨みもアップさせた。

オクラやモロヘイヤのネバネバパワーは免疫力をアップさせてくれる力強い野菜。夏バテ対策、疲労回復に食べやすいメニューとともに紹介すると主婦に関心を持ってもらえそうだ。

7月 西のある地域に伝わる半夏生の日にタコを食べる風習を新しい行事食として取り入れる

夏の風物詩として半夏生の日にはタコを食べたい

西のある地域では、夏至から数えて11日目の半夏生の日に、稲の豊作を願掛けしてタコを食べる風習があるそうだ。ここ数年はスーパーの売り出しなどで紹介され、関西以外の主婦にも少しずつ知られるようになっている。

「データ5」では、「半夏生でスーパーにタコがいっぱい。知らなかったが、田植えが終わった時期に稲の根がタコのように地に吸い付き根付くよう祈願して食すそう。家は農家ではないけれどのっかってタコを食べたい」と、早速、半夏生のタコを献立に取り入れ、酸味の少ない寿司酢でキュウリやワカメと和えて、酸っぱい味が苦手な家族も喜んで食べる酢の物に仕上げている。

「データ6」では、「いつものスーパーに「半夏生」と書かれたのぼりが。タコは栄養価が高く肝臓にも良いタウリンが豊富らしい。海外駐在から帰国した夫が久しぶりの日本の夏に体調を崩さないよう、今夜はタコを食べさせよう」と、半夏生ののぼりをきっかけに、栄養価の高いタコで夫の疲労回復メニューを作ろうと思いつく。タマネギやキムチと炒めたタコキムチは、焼き肉のたれで甘辛味にして、辛い味が苦手な夫の好みに応えている。

事実新聞60号_7月の食卓

両方のメニューの裏には、食卓の歳時記感覚で、半夏生の日のタコを家族と楽しみたい主婦の思いがある。タコはお刺身以外にも色々な料理に取り入れやすく夏バテ予防に効果が高いタウリンが豊富な点も嬉しい。タコの健康への効能や料理法の紹介などがあれば、半夏生の日にはタコを食べる習慣がさらに広まりそうだ。

9月 秋の味覚の秋鮭が食卓のメインを彩っている

秋鮭のあっさりした旨みで、野菜も一緒においしく食べたい

実りの秋が始まる9月には、鮭も産卵のために沿岸に帰り、旬を迎える。切り身で手に入りやすく、値段も手ごろな鮭は一年中よく使われるが、特に秋鮭は卵や白子を作るために脂が少ないのであっさりとして食べやすい。

「データ7」では、「前回の健康診断で中性脂肪が高いと言われた夫。明日の健康診断に備え、早めに帰宅しカロリーの低い物を食べると言う。肉だとカロリーも高くなりそう。カロリーの少ない魚で何かできないかな」と、夫の身体を気遣って鮭のホイル焼きを作っている。バターで風味を足し、秋鮭とエノキやシメジをホイルに包んだホイル焼きは、彩りもきれいで、鮭ときのこの自然な旨みが閉じ込められているので、低カロリーだが見た目も味も満足できる一品になっている。

「データ8」では、「スーパーでちゃんちゃん焼きの試食販売。売場には香ばしい鮭の香りが漂ってきた。野菜がたっぷり食べられて豪華」と、試食からメニューを決めている。秋鮭の周りにタマネギやキャベツなどを並べ、甘味噌だれをかけた後、蒸し焼きにしたちゃんちゃん焼きは、鮭と味噌の凝縮された旨みで野菜がたっぷり食べられる。野菜のエキスで鮭もふっくらと仕上がり、子どもやお年寄りにも食べやすい。

事実新聞60号_9月の食卓

取り上げた二つの調理例からは、鮭と野菜の相乗効果のおいしさを家族に食べさせたい主婦の思いが伝わる。焼く、煮るなどの料理が多い中、あっさりとした旨みが色々な野菜のおいしさを引き出し、栄養バランスの良い一皿を作れる秋鮭は、家族の健康を願う主婦にとって頼もしい食材になっている。

 

調査のデータソース
本記事で使用したデータは、株式会社ドゥ・ハウスの運営サイト『生活行動日記BLOG』で収集したデータです。『生活行動日記BLOG』では、約50,000 件の主婦の生活行動を定性データで検索するサービスを無料で提供しています。ブログ形式で探索的に日記データを検索することができるので、仮説発想に効果的にご利用いただけます。もちろんデータのダウンロードも可能です。お客さまのご要望に合わせて、カスタム版専用日記もご用意できます。ぜひご活用ください。

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