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Original Update by Guilherme Elyseo

梅雨時には、栄養がありさっぱりと食べやすいメニューを工夫している|事実新聞 (vol.59:3ヶ月後の食卓面)

事実新聞とは
生活者の購買現場をじっくりと観察、店頭で起きていることを「事実」データとしてクイックにお届けし、メーカーをはじめとする企業のマーケティング活動をサポートする情報誌です。当ブログでは誌面のコーナーごとに抜粋して紹介します。新聞紙面は以下より閲覧・ダウンロードができます。

主婦はどのような視点で食事のメニューを決めているのだろうか。季節や旬はどのように食卓に反映されているのだろうか。ここでは、「生活行動日記BLOG」内のデータから、4月から6月のデータに注目し、春~初夏の食卓の実態に迫る。

6月 梅雨時には、栄養がありさっぱりと食べやすいメニューを工夫している

6月は湿度も気温も高く何となく身体がだるく食欲も減退しやすい。梅雨を元気に乗り切るためには栄養を充分に摂ることが大切なので、家族のために栄養がありさっぱりと食べやすいメニューが各家庭で工夫されている。

事実新聞59号_6月の調理行動

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暑くて食欲のない日には、酸味で食を進めたい

梅雨時で食欲のない日に主婦を助けてくれるメニューのひとつが、冷やし中華である。「データ1」では、「梅雨の合間麺類のほうがさらっと食べられる。冷やし中華ならばつゆが酢っぱめであっさりと食べられるし、具もたくさんのせるので栄養もありそう」とある。蒸し暑い時は身体が酸味を欲するので、冷やし中華の酢をベースにした味つけに、他の麺類より家族の食を進めてくれそうと期待している。また、一品で栄養の偏りを防げる点も大きな魅力になっているようだ。暑い一日を過ごした家族にとって、彩りのよい冷やし中華は見ただけで食欲がわくし、冷たい麺はのどごしも良いので、自然と箸が進む主食になっている。

蒸し焼きにして野菜を沢山食べさせたい

さっぱりした料理がおいしい梅雨時は、味つけだけでなく、油を使わないなど、調理法にも工夫がみられる。「データ2」では、「今日は暑かったのでさっぱりした料理が食べたい。蒸し焼きは冷めても美味しく食べられるから、暑さも少しはましに感じるかな」とあり、暑さの不快感を少しでもやわらげる調理法として、油を使わない蒸し焼きを思いついている。

調理では、「鍋にキャベツ、モヤシ、ニンジンなどを入れ最後に豚肉をのせて少しお酒を振りいれて蒸し焼きにする。蒸し焼きは野菜が甘くなるからか子供達もたくさん食べてくれる」と、豚肉のうまみが野菜に行きわたるように工夫している。蒸し焼きにした野菜は、生で食べるよりも、野菜本来の甘みが増す。蒸してかさも減っているので、子ども達も無理なくたっぷり食べてくれそうだ。

低脂肪牛乳を使ったあさっりとしたデザートにしたい

食欲がない梅雨時は、しつこい甘さや濃すぎる味、脂っこい味などは食べづらいので、食材そのものをあっさりした味のものに替え、普段のレシピよりも調味料を加減する主婦も多い。データ3では、「湿度が高くなりサッパリとした冷たいデザートが食べたくなった。低脂肪牛乳とゼライスの買いおきがあるので小1・小3の娘が好きなミルクゼリーを作ろう」とミルクゼリーを低脂肪乳で作ることにしている。

おやつは子どもの毎日の楽しみとして欠かせないが、母親としては、出来れば身体に良いものをおいしく、楽しく食べさせたい。牛乳よりも脂肪分のない低脂肪乳と少しの砂糖で作ったゼリーに、黄桃の缶詰で甘酸っぱさを加えたおやつは、手作りならではのさっぱりした味だが、カルシウムなどはしっかり摂れる栄養価の高い一品になっている。

カラフルなサラダで、家族の体調を整えたい

サラダは、年間を通して家庭でよく作られている人気メニューだが、蒸し暑い日には、酸っぱくて冷たい口当たりは格別においしい。「データ4」では、「暑くて食欲のない日が続くので、ちゃんと食べて!という気持を込めて、今日は多彩な味のサラダボウルを作ろう」と、食欲のない家族にしっかり食べてもらうために、さっぱりと食べやすい野菜サラダに、自家製のガーリックトーストを加えることを思いついている。

レタスやトマトの他に、ブロッコリーやサヤエンドウなどの温野菜、ゆで卵、ピリッと辛いサクサクのガーリックトースト入りのサラダは、色々な味や食感が楽しめ、食欲がなくても食べやすい。ボリュームも栄養もあるサラダで、家族もしっかりと元気をチャージできそうだ。

四つのメニューに共通しているのは、食欲が落ちやすい6月だからこそ、一品だが栄養がありおいしい料理、あっさり食べられる家族の好きな料理を作り、楽しく食べてもらいたいという主婦の思いであるが、また、どのメニューも調理自体は簡単な点も共通している。蒸し暑い梅雨時は、できれば調理時間も短くすませたいのが主婦の本音である。簡単にできて家族が喜んで食べる栄養価の高いワンプレート料理の紹介などあれば、主婦の関心を集められそうだ。

4月 新入園や新学期、新しいスタートを迎えて作るお弁当は、子供の好物や栄養バランスを考えて、家族が喜んでもらえる工夫をしている

子どもの好物を工夫して、彩りや栄養バランスを考えたお弁当を作りたい

入園した子どもの初めてのお弁当は、母親にとってもお弁当作りのスタート。「データ5」では、「5×10センチの小さいお弁当箱には多くは詰められない。子どもの大好きな卵焼きを彩りよくすれば、全体の見た目もよくなり美味しそう」と、小さなお弁当箱の蓋を開けたときの子どもの笑顔を想像しながら、卵焼きにニラや桜エビを入れ、見た目にも喜んでもらえる工夫をしている。

また、13歳の息子のお弁当を作っている「データ6」では、「タケノコご販を詰めただけでは、たんぱく質も緑黄色野菜も不足してしまう。栄養バランスのとれた弁当を持たせたい」とあり、育ち盛りの空腹を満たすだけでなく、栄養も考えている。「肉詰めピーマンの好きな息子が野菜を少しでも多くとれるよう刻んだニンジンを混ぜたひき肉で作る。彩りもよくしっかり食べてくれるだろう」と好物の肉料理に野菜を加え、ボリュームだけでなくビタミンもプラスし、子どもの健康を考えたお弁当を持たせたいという気持ちがうかがえる。どちらのデータも子どもの好物にひと手間加える工夫で、彩りや栄養がプラスされたお弁当になり、喜んでおいしく食べてもらいたい、という主婦の気持ちが感じられる。

事実新聞59号_4月の調理行動

5月 家族が揃う日はホットプレートが大活躍。家族一緒に作ったり焼いたりできるメニューで、家族団欒を楽しく過ごしている

子どもと一緒に楽しく作って、食卓で熱々をおいしく食べたい

温暖で過ごしやすい5月になると、家族が揃う週末や夫の仕事がない日には、ホットプレートメニューが増え、おうちごはんを家族皆に楽しんでもらいたいと考えている。「データ7」では、「パパの休日は家族揃っての夕食。ホットプレートを囲んで皆で食べられるメニューにしよう。餃子なら小1、小3の子ども達が作る過程も楽しめる。餃子の皮を包むのも手伝ってもらえるから助かるわ」と、子どもが楽しく作れるメニューにしたいと餃子を思いつく。「キャベツを使う時は、ごま油を入れるとコクとジューシーさが増す」と美味しさのこだわりも忘れない。「今日も焼き具合の音をパパに教えてもらおうね」と夫の出番もしっかりあり、子ども達の笑い声が聞こえてきそうな食卓の様子がうかがえる。

「データ8」では、「休日にホットプレートで夫も手伝って焼いてくれたりと、皆で楽しくできる鉄板焼きが特別に思える。食卓で熱々をほおばって食べる、フワフワのお好み焼きはどうかな」と、こちらは夫が焼いてくれるお好み焼きを作ることにした。

事実新聞59号_5月の調理行動

家族皆で楽しく作って、目の前で焼いて、熱々を食べる美味しさはホットプレートならではの楽しさで、家族団欒のほのぼのとした食事風景が目に浮かぶ。ホットプレートが登場するシーンが増える5月には、家族皆で調理を楽しめるホットプレートメニューの展開があれば喜ばれるのではないかと思う。

 

調査のデータソース
本記事で使用したデータは、株式会社ドゥ・ハウスの運営サイト『生活行動日記BLOG』で収集したデータです。『生活行動日記BLOG』では、約50,000 件の主婦の生活行動を定性データで検索するサービスを無料で提供しています。ブログ形式で探索的に日記データを検索することができるので、仮説発想に効果的にご利用いただけます。もちろんデータのダウンロードも可能です。お客さまのご要望に合わせて、カスタム版専用日記もご用意できます。ぜひご活用ください。

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