会長メッセージ

代表取締役会長 高栖祐介2020年9月末に代表取締役社長を退き代表取締役会長に就任しました。

ドゥ・ハウスにエントリーして25年、取締役に就任して15年の間、リーマンショックや震災など多くの危機に直面しました。ただこれらの危機については生活者や経済が「元に戻そう」という力が強く働いたことで危機を乗り越えたと言えます。「乗り越えた」というよりむしろ「元に戻した」という言い方が正しいかも知れません。

ただしこの「COVID-19」による危機はそうはいきません。オフラインイベントの自粛や移動の制限、ソーシャルディスタンスの常識化もそうですが、ECの活性化や電信決済の進展(購買行動の変化)やテレワークの常態化(働き方、暮らし方の変化)など社会の動きが明らかに「乗り越えよう」としているからです。

我々もこうした社会の動きに合わせてイノベーションをしなければなりません。今回はその一環として次世代の経営者たちに継承しつつ、共に乗り越え、イノベーションをしていく覚悟です。

兼ねてより、起(小野貴邦)承(稲垣佳伸)転(高栖祐介)結(小笠原亨)として考えておりました。「転」の期間は10年ほどかなと勝手に思い込んでおりましたが、「COVID-19」による危機の中でも業績をさほど落とさなかったことを含め強い組織になったことを実感でき、「転」から「結」へ向う決断となりました。

「結」は新しい「起」の始まりです。しばらくは新社長と共に両エンジンでスピードを上げて邁進してまいりますが、そこから始まるドゥ・ハウスの新しい「物語」に期待をしてください。よろしくお願いします。

株式会社ドゥ・ハウス
代表取締役会長 高栖 祐介