タンパク質は様々な食品に含まれています。生鮮食品から粉末のプロティン。また、数年前から話題になっている大豆ミートなどの代替タンパク質。今回の調査では、タンパク質の摂取率や購入時の重視点などを調査しました。
調査サマリ
- タンパク質が入った食品や飲料・サプリメントを意識的に摂取している人は、約5割
- タンパク質摂取時に重視することは「味」「価格」「摂取のしやすさ」
- 「大豆ミート」認知度は、61.9%。イメージは「からだに優しそう」
タンパク質が入った食品や飲料・サプリメントを常に意識して摂取している人は、約5割
タンパク質が入った食品や飲料・サプリメントの意識的な摂取状況について聞いたところ、「常に意識して摂取している」が48.7%で最も高い結果となり、次いで「気が付いた時/不足していると感じた時に摂取している(26.5%)」、「意識して摂取したことがない(たんぱく質については気にしていない)(24.8%)」となりました。(図1)。
年代別でみると、20代で「常に意識して摂取している」と回答した人は47.0%ですが、60代以上になると55.7%まで上がっています。なお、性別による大きな差は見られませんでした。

タンパク質摂取時に重視することは「味」「価格」「摂取のしやすさ」
タンパク質が入った食品や飲料・サプリメントを摂取するときの重視点は、高いものから「味(52.0%)」「価格(48.4%)」「摂取のしやすさ(39.1%)」でした(図2)。
しかし、男女でタンパク質を摂取する時の重視する点は異なり、「味」、「摂取のしやすさ」は女性の方が男性より10ポイント以上高くなっています。

「大豆ミート」認知度は61.9%。イメージは「からだに優しそう」
「大豆ミート」の認知度は61.9%で、年齢が上がるほど高くなっています。20代の認知率は48.5%ですが、50代になると70.0%になり、20ポイント以上の差がありました。(図3)
「大豆ミート」のイメージを聞いたところ、「からだに優しそう」が30.2%で最も高い結果となりました。次いで、「よく分からない(28.2%)」「美味しくなさそう(17.7%)」となりました。(図4)


調査項目
- タンパク質の摂取経験(SA)
- タンパク質を意識的に摂取しているか(SA)
- どのような食品・飲料からタンパク質を摂取しているか(MA)
- はじめに「タンパク質」を意識的に摂取するようになったきっかけ(MA)
- 意識的にタンパク質を取り始めた時期(SA)
- タンパク質の摂取頻度(MA)
- 1日に必要なタンパク質を摂取できているかどうか(SA)
- タンパク質入りの食品や飲料・サプリメントを摂取する時、同じブランドかどうか(SA)
- タンパク質を摂取するときの気持ち(MA)
- タンパク質を摂取する時の重視点(MA)
- タンパク質を摂取する時、最も重視する点(SA)
- タンパク質を摂取する目的(MA)
- タンパク質入り(プロテインなど)の食品を今後の購入意向(SAマトリックス)
- 代替タンパク質(大豆ミート、昆虫食など)商品の認知(SAマトリックス)
- 代替タンパク質(大豆ミート、昆虫食など)商品の興味(SAマトリックス)
- 代替タンパク質(大豆ミート、昆虫食など)商品のイメージ(SAマトリックス)
- 代替タンパク質(大豆ミート、昆虫食など)商品の喫食経験(SAマトリックス)
- 代替タンパク質(大豆ミート、昆虫食など)商品の今後の購入意向(SAマトリックス)
- あなたがタンパク質の摂取の仕方で気を付けていること(FA)
今回紹介した「大豆ミート」以外にも、「豆乳」「アーモンドミルク」「昆虫食」など様々な代替タンパク質入り商品についても認知度、興味、喫食経験、イメージ、今後の購入意向のデータを取得しました。詳細な数値は下記からダウンロード可能です。
<アンケート概要>
「タンパク質」に関するアンケート
●調査期間: | 2021年2月15日(月)~2月17日(水) |
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●調査手法: | ドゥ・ハウスのインターネットリサーチサービス『myアンケートlight』を利用。全国に住む20代~70代の男女を対象に有効回答を968人から得た。 |
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