新型コロナウイルスは、どのぐらい人々の生活に変化をもたらしているのでしょうか。
今回は、当社がネットワークしている20代~60代の主婦マーケター「DOさん」に普段の家事や買い物、家族との関わり方、新しく始めたことなどを、お聞きしました。
調査サマリ
- さまざまな自粛要請の影響で、手のかかる料理やお菓子を作る時間が増えた
- 店舗での購入頻度や滞在時間を減らすために、生協の宅配を利用
- 外へ出歩けない分は自宅で運動。LIVE配信などの通信コンテンツを活用
さまざまな自粛要請の影響で、手のかかる料理やお菓子を作る時間が増えた
新型コロナウイルスの影響を受けて、時間の使い方に関して増えたもの・減ったものについて聞いたところ、全体では料理をする時間が「増えた」と答えた人は33.9%となりました。(「とても増えた」「少し増えた」の合算)(図1)
3月下旬の調査と比べると、料理をする時間が増えた人の割合は約16ポイント高くなっていました。

家庭の中で料理を担当することが多い主婦にどんな変化があったかを聞いてみたところ、在宅ワークになった夫や休校になった子どもが自宅で過ごす時間が増えたことに伴い、手作りお菓子を作る時間、昼食を作る時間が増えたという声がありました。
感染症拡大の抑制に伴う外出自粛や緊急事態宣言により、自宅での料理の時間が増えた人は多くなっています。何の料理の時間が増えたかは、何に比重を置くのか、自宅にいる夫や子どもの状況によって変わってくるのではないでしょうか。

店舗での購入頻度や滞在時間を減らすために、生協の宅配を利用
新型コロナウイルス流行以前と比べて、スーパーやドラッグでの買い物をどのようにしたいか聞いたところ、「今までよりお店に行く頻度が減らしたい」が43.2%で最も高く、次いで、「今までよりお店にいる時間が短くしたい(41.4%)」「今までよりまとめ買いをしたい(31.1%)」と続きます。女性の方が男性よりも「今までよりお店にいる時間が短くしたい」と回答した人が15.8ポイント高くなっていました。(図2)。
(複数回答・n=834)

主婦に買い物の工夫を聞いたところ、生協の宅配やECサイトを使い、実際の店舗へ行く頻度を減らしている人がいました。また、スーパーに行く際はメモを作成し、自分が買う売り場以外は行かないようにして、滞在時間を短縮していました。

外へ出歩けない分は自宅で運動。LIVE配信などの通信コンテンツを活用
新型コロナウイルスの影響を受け、新しく始めたこと、取り入れたことを聞いてみたところ、「散歩・ランニング(15.9%)」が最も高く、次いで「自宅でのヨガ・ストレッチ・筋トレ(14.9%)」「部屋の模様替え、大掃除(10.3%)と続きます。(図3)

主婦に新しく始めたこと・取り入れたことを聞いたところ、YouTubeやインスタLIVE配信を使っての筋トレや、元々家にあったバランスボールを使ってのストレッチをしている人がいました。これ以外にも、有料の動画サービスに新しく加入したり、子どものために辞めていた通信教育に申し込んでいたりしている方もいました。下記に、一部紹介します。

主婦マーケター「DOさん」とは
主婦マーケター「DOさん」とは、当社が創業当時に掲げていた「主婦産業」への想いから始まった主婦のネットワークです。現在、首都圏を中心に約100人が登録しています。特徴としては、生活事実をありありと伝えるための定性技術のトレーニングを受けていることです。主婦ならではの生活現場や流通現場(店頭)を拠点として企業のマーケティングリサーチや、プロモーション活動の支援をしています。
<アンケート概要>
「新型コロナウイルスに関する影響」に関するアンケート
(定量調査)
●調査期間: | 2020年4月24日(金) ~ 4月27日(月) |
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●回答者数: | 834名 20代~60代の男女を対象 |
●調査手法: | 定量調査 ドゥ・ハウスのインターネットリサーチサービス『myアンケートlight』 |
(定性調査)
●調査期間: | 2020年4月21日(火) ~ 4月23日(木) |
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●回答者数: | 30名 ドゥ・ハウスがネットワークする20代~60代までの主婦マーケター「DOさん」30名 |
●調査手法: | 定性調査 メールアンケート『ちょろQ』 |
●調査項目: | 家事(料理・洗濯・掃除)がどう変わったか、買い物(買い物の頻度・買い方・買うもの)がどう変わったか、その他・フリーで、変わったなと思うもの・こと、家族との過ごし方や関わり方の変化、外出自粛や緊急事態宣言で、新しく始めたこと、取り入れたこと |
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