「11月のスーパーのチラシ」に関する分析結果

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総合スーパー(GMS)、食品スーパー(SM)、ドラッグストア(DRG)、ホームセンター(HC)などで発行される折込チラシを分析することで、店頭での販促企画を知ることができます。
2019年11月は、「ブラックフライデー」などのイベントともに、「お正月」、「クリスマス」などの早期提案もスタートしている時期ですが、各社のチラシはどのような結果になったのでしょうか。

調査サマリ

  • 早くも『お正月』、『クリスマス』などの早期提案がスタート。11月は食に関する記念日が多数。中でも、最も多い企画は「鮭の日」・「ポッキー&プリッツの日」。
  • 『ブラックフライデー』企画掲載回数は2018年と比べ、約1.5倍。中でも『メーカーフェア・協賛』の販促が大幅増加。年間の主要歳時として定着しつつある。

早くも『お正月』、『クリスマス』などの早期提案がスタート。11月は食に関する記念日が多数。中でも、最も多い企画は「鮭の日」・「ポッキー&プリッツの日」。

2019年11月にGMS・SMのチラシに掲載された企画は「その他○○の日(246件)」が最も多く、次いで「お正月(70件)」、「その他地方フェア(59件)」、「クリスマス(57件)」の順となりました。早くも「お正月」、「クリスマス」などの早期提案もメーカー協賛のキャンペーン等を交えつつ11月中から本格的に増えています。(図1)

【図1】2019年11月GMS・SMの企画掲載件数 53件中上位4件を抜粋(n=453)
図1

また、最も多く掲載された『その他○○の日』の内容を見てみると、最も多かったのは同数で「鮭の日(23件)」・「ポッキー&プリッツの日(23件)」となり、「いい肉の日(21件)」「チーズの日(19件)」が続きます(図2)。

11月11日は記念日が多いことと、その他にも「いい肉の日」や「和食の日」といったチラシに取り入れやすい記念日があり、件数が伸びています。

【図2】2019年11月その他〇〇の日 掲載件数 上位7企画を抜粋(n=259)
図2

ブラックフライデー企画掲載回数2018年と比べ、約1.5倍。『メーカーフェア・協賛』の販促が大幅増加。年間の主要歳時として定着しつつある。

11月1週~11月4週の『ブラックフライデー』関連の掲載数は53件で、2019年の企画掲載回数は2018年と比べて約1.5倍に増加しているという結果になりました。特に、1週前にあたる11月3週での差が顕著となっていました。(図3)

理由としてはブラックフライデーの日付が2018年は11月23日、2019年は11月29日と約1週間のズレがありますが、小売側としては去年と同じ日付で販促を仕掛けたいという意向かと思われます。

【図3】ブラックフライデー企画掲載回数(2018年 n=34 2019年 n=53)
図3

また、ブラックフライデーの販促の傾向としては、「○○%オフ(31件)」、「数量限定販(24件)」が、「バンドル販売(20件)」が続きます。(図4)。中でも「メーカーフェア・協賛」は、昨年の1件から14件と大幅に増加しました。内容としては、詰め合わせセットの販売やメーカー合同企画等が行われており、ブラックフライデーが主要歳時として定着しつつあることが伺えます。

【図4】ブラックフライデー企画内販促提案回数 上位6つ抜粋 (2018年 n=34 2019年 n=53)
図4

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<アンケート概要>

「11月のスーパーのチラシ」に関する集計分析

●分析対象: スーパーなどの新聞折り込みチラシの企画内容について集計分析。2019/11/1から2019/11/30の総合スーパー(GMS)、食品スーパー(SM)、ドラッグストア(DRG)、ホームセンター(HC)の計50企業のチラシを対象。対象となったチラシ枚数は453枚。

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