健康を維持するうえで大切だといわれている睡眠ですが、同時に満足な睡眠が得られていないという話もよく聞きます。睡眠グッズや睡眠のためのサプリメントも多くある中で、どのような工夫がされているのかなど調査を行いました。
調査サマリ
- 40代の半数以上が睡眠に満足していない。不満の理由は、40代は「朝起きられない」、50代は「短すぎる」、60代は「途中で起きる」
- 睡眠の工夫は、「入浴」「寝具」「温度や湿度」がトップ3
- 睡眠のためのサプリメントを使用しない理由は、「金額が高そう」が4割弱。「効果がなさそう」「一度使ったらやめられなくなりそう」が続く
40代の半数以上が睡眠に満足していない。不満の理由は年代によって異なり、40代は「朝起きられない」、50代は「短すぎる」、60代は「途中で起きる」
睡眠の満足度について聞いたところ、最も睡眠に満足していないのは「40代(51.9%)」でした。続いて「50代(42.3%)」「30代(38.5%)」と続きます(図1)。

睡眠に満足していない理由は、全体でみると「途中で起きてしまう(41.0%)」「睡眠時間が短すぎる(40.2%)」「朝すっきりと起きられない(36.0%)」という順になりました(図2)。しかし、年代によって睡眠の悩みはかなり異なっていました。
各年代の睡眠に満足していない理由の第一位は、40代は「朝すっきりと起きられない(46.2%)」、50代は「睡眠時間が短すぎる(55.8%)」、60代は「途中で起きてしまう(59.2%)」となりました。年代によって、体力が衰えや、日中の活動量・生活リズム、仕事や家事のプレッシャーなどが異なり、それらが睡眠の満足度や・睡眠に満足しない理由に影響しているのかもしれません。

睡眠の工夫は、「入浴」「寝具」「温度や湿度」がトップ3
睡眠の工夫を聞いたところ、「入浴(17.9%)」「寝具(14.4%)」「温度や湿度(12.2%)」 「照明・遮光カーテン(12.0%)」という順になりました。(図3)。睡眠の外的環境を整えている人が多く、薬やサプリメント等を使用している人はそこまで多くありませんでした。「入浴」「温度や湿度」は、ちょっとした工夫でできるため取り入れる人が多いのかもしれません。また、「寝具」「照明・遮光カーテン」は一度購入してしまえば、毎日意識して実践する必要はないために取り入れやすいのかもしれません。

睡眠のためにサプリメントを使用しない理由は、「金額が高そう」が4割弱。「効果がなさそう」「一度使ったらやめられなくなりそう」が続く
次に、「睡眠に満足していない」かつ「サプリメントを使用していない」人に、サプリメントを使用しない理由を聞きました。その結果、「金額が高そう(38.8%)」「効果がなさそう(30.5%)」「一度使ったらやめられなくなりそう(28.8%)」という順になりました(図4)。

サプリを使用しない理由の二位の「効果がなさそう」と、三位の「一度使ったらやめられなくなりそう」は、相反するように見えます。睡眠の悩みがある人にとって、サプリメントは「効きすぎたら怖い」という気持ちと「効かなさそう」という気持ちの両方を持ってしまうような、分かりにくいものであり、また理解しにくいものなのかもしれません。
取得項目
- 就寝時間(平日・休日)
- 起床時間(平日・休日)
- 理想の睡眠時間
- 睡眠の満足度
- 睡眠に満足していない理由
- 睡眠を良くするための工夫・対策(現在・過去)
- 使用したことのあるサプリメント
- 睡眠のために取り入れたことがある工夫について
- 認知経路
- 実施状況
- 効果実感
- サプリや薬にかける毎月の金額
- 満足した睡眠がとれないことで、つらいこと
- 睡眠をサポートするサプリメントを使わない理由
- 理想の目覚め
- 睡眠に効きそうなイメージのある成分
- パワーナップ(積極的仮眠)の認知率
- 睡眠のための工夫として続けたいこと・取り入れたいこと
<アンケート概要>
「睡眠」に関するアンケート
●調査期間: | 2019年12月18日(水) ~ 2019年12月23日(月) |
---|---|
●調査手法: | ドゥ・ハウスのインターネットリサーチサービス『myアンケートlight』を利用。20代~60代を対象に有効回答を989人から得た。 |
全調査結果(ローデータ・集計データ)無料ダウンロードお申込みフォーム