今や、セミナーの案内は多種多様ですが、働いている人を対象に、セミナー(研修・勉強)の参加有無や、参加した内容について聴取しています。
調査サマリ
- 社外のセミナー(研修・勉強等)に参加したことがある割合は全体で65%
- 学ぶ内容は「自己啓発」が最も高い。20-30代と40-50代では「営業・販売」「英語」で差が開く
- これまでにセミナー等に参加しなかった人の理由は「特に参加を必要だと感じたことがなかったから」
- 今後学びたい内容は「自己啓発」が1位
社外のセミナー(研修・勉強会等)に参加したことがある割合は全体で65%
社外のセミナー(研修・勉強会等)に参加したことがある割合は、全体で65%を占めました。年代別でみると、【20-30代】は【40-50代】と比べて「参加したことがない」割合は高くなりました。一方で、【20-30代】の参加したことがある層に着目すると、参加頻度は高く、「月1回以上」は、【40-50代】ではわずか4.6%に対し、【20-30代】は13.8%となりました(図1)。
【図1】年代別 社外で行われるセミナー・研修・勉強会等への参加頻度(単一回答・n=651)
また、勤続年数でみると、勤続年数が長いほど、「参加したことはない」の割合は下がりますが、参加している層をみると、【5年未満】では「月に1回以上」が1割以上を占めました(図2)。年代が若い層は、社外のセミナーに行く、という経験があれば、その後の積極性は高くなる可能性があるのかもしれません。
【図2】勤務年数別 社外で行われるセミナー・研修・勉強会等への参加頻度(単一回答・n=651)
学ぶ内容は「自己啓発」が最も高い。20-30代と40-50代では「営業・販売」「英語」で差が開く
社外のセミナー等に参加した層に参加した内容を尋ねると、最も高かったのは1位「自己啓発(22.1%)」、2位「ビジネス・経済(17.6%)」、3位「資格取得(15.9%)」という結果となりました。
「自己啓発」と「経営・マネジメント」を除くと、【20-30代】のほうが【40-50代】よりも割合が高いですが特に、「営業・販売」、「英語」での差がみられました。(図3)。
【図3】参加したセミナーの内容(複数回答・n=358)
これまでにセミナー等に参加しなかった人の理由は「必要だと感じたことがなかった」から
一方、これまで社外のセミナー等に参加したことがない層にその理由を尋ねると、最も高かったのは、「特に参加を必要だと感じたことがなかった」で、半数以上の57.3%と他の理由に比べて突出して高い結果となりました。
年代別では、「参加を強制されなかったから」が【40-50代】では17.5%で2位となり、【20-30代】の8.7%と比べて8.8ポイント高くなりました(図4)。
【図4】セミナー等にこれまで参加しなかった理由(複数回答・n=293)
今後学びたい内容は「自己啓発」が1位
今後参加してみたいと思う社外のセミナー等の内容を尋ねると、参加した内容同様「自己啓発(13.4%)」が最も高く、次いで、「資格取得(12.3%)」、「経営・マネジメント(11.4%)」という順となりました。
全般的に【20-30代】のほうが割合が高い様子が見受けられましたが、「英語」は【40-50代】のほうが若干高い結果となりました(図5)。
【図5】今後参加したいと思うセミナー等の内容(複数回答・n=651)
取得項目
- 仕事の満足度
- 社外でのセミナー・研修・勉強会への参加経験
- 参加したセミナー・研修・勉強会の有料・無料
- 参加したセミナー・研修・勉強会の内容
- セミナー・研修・勉強会に参加しなかった理由
- 参加してみたいと思うセミナー・研修・勉強会のテーマ
- 転職の検討有無
<アンケート概要>
「社会人の学び」に関するアンケート
●調査期間: | 2017年12月6日(木)~12月8日(金) |
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●調査手法: | ドゥ・ハウスのインターネットリサーチサービス『myアンケートlight』を利用。首都圏に住む20~50代の働いている人を対象に有効回答を651人から得た。 |
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