2016年さまざまなものがヒットしました。話題の映画、話題のお菓子、話題のサービス。
また世間で話題になった商品とは別に、人それぞれに「マイベストヒット」もあるようです。
この調査では、世間で話題になったものが実際どれくらいの人たちが認知・購入しているのか定量的に把握するとともに、各人の「マイベストヒット」について定性的にヒアリングをしました。
調査サマリ
- 2016年の話題の映画は、認知度は約6割となるものの、実際に観た人は1割程度
- 「家族との時間」に費やす時間は長いものの、お金はあまりかけられていない
- 2016年の「マイベストヒット」についてのエピソードの一例のご紹介
2016年にヒットした乳酸菌入りのチョコレートとの出会いは「大好きなチョコレートをどうせ食べるなら体に優しいものを」という思いから
2016年ヒット商品:話題の映画は認知度が6割となるものの、実際に観た人は1割程度
各メディアで話題となった2016年の商品について認知を聴取したところ、最も認知率が高かったのは「ポケモンGO(79.9%)」、次いで「YouTube(70.7%)」となりました(図1)。
しかし、実際に購入・使用したものでは、「YouTube」が40.1%と最も高く、次いで「乳酸菌チョコレート」が25.7%と続きました。
「iPhone7」や「君の名は。」、「シン・ゴジラ」は、認知度は約6割となるものの、実際の購入や使用に至る割合は1割程度となり、食品や日用品に比べると、認知率と購入・使用率に大きな差がでています。テレビなどで話題になり、認知度が高まったからといって、多くの人が体験しているとは限らないようです。
【図1】2016年のヒット商品の認知と購入・使用実態(複数回答・n=1,000)
「家族との時間」に費やす時間は長いものの、お金はあまりかけられていない
時間を多く費やしたものでは、「趣味」が36.4%で最も高く、次いで「家族との時間」が29.9%という結果となりました。一方で、お金を多く費やしたものでは、「旅行」が27.9%で最も高く、次いで「趣味」が27.9%、「家族との時間」が18.3%と続いています。「家族との時間」に費やす時間は長いものの、お金はあまりかけられていない様子が伺えました(図2)。
【図2】2016年に時間とお金を多く費やしたと思うもの(複数回答・n=1,000)
2016年の「マイベストヒット」 エピソードの一例のご紹介
乳酸菌チョコレート「どうせ食べるなら体に優しいものを」という思いから
2016年を振り返って、ご自身の中の「マイベストヒット」について、出会い・きっかけ・いちおしポイント・あなたにとってどんな存在かを写真を提出してもらい、回答してもらいました。
40代女性Aさんの回答:乳酸菌ショコラ アーモンドチョコレート
- 出会い・きっかけ
チョコレートは本当に大好きで、どんなチョコレートでもおいしくいただけるのですが、だんだん自分の健康、体にも注意をして考えていかなければいけない年齢になったので、どうせ食べるなら体に優しいものをと思ったのです。 - いちおしポイント
最初に出ていたプレーンな乳酸菌チョコレートもわりとたくさん食べましたが、のちに発売された「乳酸菌ショコラ アーモンドチョコレート」は、アーモンドの食物繊維の効果にも期待しながら、毎週のように購入しました。 - 私にとってこんな存在です
おいしく健康に気をつかえるものです。
60代女性Bさんの回答:糖質0g麺
- 出会い・きっかけ
昨年末の健康診断で肥満傾向があると指摘を受けました。心配した子どもが糖質ゼロ麺を見つけてくれて以降、2日に1回は必ず口にしています。 - いちおしポイント
価格は通常の麺類に比べると高価ですが、おなかの調子もよくなり、すっきりした感じです。麺類はカロリーが高く、また糖質も高いので我慢していたのですが、糖質ゼロ麺のお陰で気にせず食べられるし、色々アレンジも楽しめています。 - 私にとってこんな存在です
糖尿病の母も喜んで一緒に食べています。満足度は10点満点です!
40代女性Cさんの回答:フルーツグラノーラとヨーグルト
- 出会い・きっかけ
お通じが悪いのが、かなり深刻な悩みでした。
フルーツグラノーラとヨーグルトを毎朝食べるようになってからは、だいぶお通じが改善され、ものすごい苦しみから解放されました。 - いちおしポイント
朝は食欲がないのですが、フルーツグラノーラとヨーグルトは朝からでもおいしくいただけます。フルーツグラノーラやヨーグルトはたくさん種類があるので、色々なものを購入し、楽しんで食べています。おいしいし、カラダにも良いので、とても気に入っていて、来年も続けたいと思っています。 - 私にとってこんな存在です
私のことをサポートしてくれる母親のような存在です。
2016年の「マイベストヒット」の食品には、「どうせ食べるなら体に優しいものを」というコメントのように、好きなものをおいしく、健康的に食べるということが重要視されていたようです。
取得項目
- 2016年ヒット商品の認知と購入・使用実態
- 2016年に時間とお金を多く費やしたと思うもの
- 2016年に購入してよかったと思うもの
- 2016年に購入してよかったと思うもの【食品】
- 2016年マイベストヒット 【食品】詳細
- 2016年に購入してよかったと思うもの【飲料】
- 2016年マイベストヒット 【飲料】詳細
- 2016年に購入してよかったと思うもの【映画】
- 2016年マイベストヒット 【番外編】
<アンケート概要>
「2016年マイベストヒット」に関するアンケート
●調査期間: | 2016年12月 |
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●調査手法: | ドゥ・ハウスのインターネットリサーチサービス『なまごえ!』を利用。20代~60代の男女を対象。 2016年のヒット商品とされている物について、消費の実態や生活への影響を探り、生活者の興味関心と消費傾向を読み解くことを目的に、定量調査と定性調査を実施。 【定量調査】弊社モニター1.000名に対し、アンケートを実施。 【定性調査】WEBアンケートの回答結果から対象者30名を抽出し、インターネット定性アンケート(なまごえ!)を実施。 |
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