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マーケティングの基礎知識

データとインフォメーションの違い

商品開発や商品企画(設計や計画を含む)の段階で「ウォンツ」を見誤ると大変なことになってしまうのは想像がつくかと思います。そこで、マーケットに散乱している様々なデータやインフォメーションを整理しなければなりません。

“Data”と“Information”の違いは何?

マーケティングをしていると、いろいろなデータや情報に出会います。
これらをきちんと整理できることで強いマーケターに近づきます。

Q.下のデータや情報を右の公式に当てはめてください。

回答は、以下のようになります。

データはインプット、インフォメーションはアウトプット。その過程に誰かの(意思や仮説)が入ってきているのです。ですから注意して扱わなければなりません。二宮金次郎像を見たことがあるかと思います。その像を見ての事実は「薪を背負って、本を読んでいる」となります。その事実から「二宮金次郎は貧乏ながら修身である」というインフォメーションに変わるのは簡単です。では果たしてそれが「実態」なのかどうかというといささか疑問が残るのです。1800年ごろは印刷技術も発達しておらず、本は大変高価なものだったので、本を持っている二宮金次郎はお金があったのかもしれません。逸話が多く、その真実がどうだかは分かりませんが、「情報」というのはとても扱いが難しいもの、きちんと「事実」を切り出してインプットすることが重要だということです。最近では情報共有、ナレッジデータベースなどが流行っていますが、マーケティングの中で本当に共有しなければならないのは「事実」なのです。人の意思や意識が入り込んでいる「情報」や「知識」を共有しようとしても、膨大かつ整理のつかないものになってしまいます。上の構図では「情報」に対して理解が進むと「知識」となり、「知識」の活用が進むと「知恵」となります。どんどんと人の「意思」「判断」「意識」が入り込んでくるのです。

ポイントを整理すると、

  • 生活者に「意見」を聞いても仕方ない。聞くなら「事実」だけだ。DATA(データ)とは「事実」のこと。ここを聞こう。
  • 「行動」を聞くならまだいい、「意識」は聞いてはならない。それは結論だ。結論を消費者に聞いていたら、マーケターは何をするのだろう?
  • マーケターの勝負所は「仮説」の設定。このリスクをおかすのがマーケターの仕事。
  • 「知識」を組織で共有するなんて、アメリカ社会の幻想だ。それだったらリアルな事実をクイックに共有した方がいい。

ということが言えます。


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