子どもの感性を伸ばしたい!子どもと一緒にアートを楽しむ方法とは?

  • hatena
  • pocket
十数年前、大学の卒業旅行でパリへ行きました。美術館を見ていたところ、4歳くらいの子が「あっ!ゴッホの絵!」と駆け寄っていく姿を見ました。あんなに小さい子が絵に興味を持つなんて、パリの教育はやっぱりすごいなと衝撃を感じました。 そして、自分に子どもができたら、小さい頃からアートに触れさせようと決意しました。

普段から絵に慣れ親しむ

本や教科書で見たことがある絵を実際に見ると嬉しくなります。先ほどのパリの女の子も本などで見たことがある絵を実際に見ることができ、興奮していたのでしょう。 そこで我が家も有名な絵が描かれている本を図書館で借り、7歳の娘に見せています。「小学館あーとぶっく1・ゴッホの絵本ーうずまきぐるぐる(小学館)」、「子どもと絵で話そう ミッフィーとフェルメールさん(美術出版社)」あたりが親しみやすいようです。実際に絵を真似て描いていることもあります。 また、おうち美術館と名付け、美術館でいただいたチラシや気に入った絵を額に入れて飾っています。季節やテーマによって家族で変えていくのが楽しいです。

美術館のワークショップに参加してみる

小さいうちは参加できるワークショップが限られていました。でも小学生になった昨年の夏休みは参加できるものが増え、東京都美術館で行われた「あいうえの日和」に娘と参加しました。 あいうえの日和は、上野公園の9つのミュージアムを楽しく冒険するコツをマスターする、1時間弱のプログラムです。上野公園のミュージアムのことが子ども目線で書かれたガイドブックや行った美術館のことなどを記録する冒険ノート、それらを入れるバッグがもらえます。そのプログラム内で行われるプチワークショップを通して、冒険ノートの書き方、上野公園のミュージアムでの活用の仕方をこどもたちに伝授してくれます。 我が家も1か月ほどかけて、上野の森美術館など9つの施設をまわりました。あいうえの日和でいただいたセットを持って、各施設のポイントで呪文を唱えるとオリジナルバッジがもらえます。娘はコンプリートしたくてたまらず、積極的にミュージアムに足を運びました。それがきっかけで国際子ども図書館がお気に入りの場所になったり、将来は東京藝術大学に行きたいと言いだしたりしました。アートを楽しめる工夫が散りばめられていて、子どもにとっては退屈しがちな美術館も楽しい空間へと変わったようです。

入館料を安く抑えて色々な美術館に出かけてみる

本物にたくさん触れてもらいたく、色々な美術館や博物館へ行く我が家。そんな我が家の強い味方が「東京・ミュージアムぐるっとパス」です。 最初に使った施設でその日のハンコを押してもらい、それから2か月間、対象の施設(2018年は92の施設)を各1回ずつ、無料あるいは割引料金で入館することができます。 外に出て遊べない梅雨の時期や、友だちとお出かけすることの多い夏休みに購入することが多いです。 ぐるっとパスは大人用のパスなのですが、娘はいつも眺めては、「次はここへ行きたい」と楽しんでいます。 小さい頃から本物に触れて感性を磨き、心豊かな大人に育ってほしいなと思っています。だから、これからも美術館には足繁く通う予定です。

コメントを残す

Loading Facebook Comments ...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)