無類の麺類好き60代父がこの冬勧めるラーメンとは

数年前にリタイアしてから買い物が好きになった父は、お昼に家で食べる大好きな麺類を自分で選ぶようになりました。周りが美味しいと勧めた物でもよっぽど気に入らないと満足しない人なので、母は「もう父さんに任せるしかない」とほっといています。

「食べるなら自分好みの、美味しいものを見つけたい」

時間がたっぷりある父は、母の代わりに買い物にも行くようになりました。今まで殆ど行く事のなかったスーパーが楽しく、ついでに自分のお昼に良さそうな麺類を見つけては色々試してきたそうです。「どうせ食べるなら自分好みの、美味しいものを見つけたい」と。その中でもこれはなかなか！と母だけでなく妹や私にまで勧めてきたラーメンが冷凍食品の「横浜あんかけラーメン（マルハニチロ）」でした。冷凍にまで目を向けるとは！と思い、買ったいきさつを聞いてみました。娘「これを食べようと思ったきっかけって？」父「前にさ、近所に三ちゃんっていう夫婦でやってるラーメン屋さんがあったのよ。そこのもやしそばが大好きだった。もやしのあんかけがたっぷり載ってて優しい味で今でも食べたいくらい。で、これもあんかけラーメンでしょ、それに似てるかなって。あんかけは冷凍食品が一番美味しく再現できるだろうし…」と、数十年前に通っていた今はないお気に入りのラーメン屋さんの味を期待して、冷凍食品のラーメンを買ったのでした。確かにとろりとしたあんかけのラーメンなら冷凍が一番美味しいだろうと考えるなぁと納得しました。

家に居ながらお店の味

食べてみると、ラーメン屋さんにいるかのような本格的な美味しさでびっくり！！野菜も色々入っているし、麺はなめらか＆しっかりコシもあって驚くばかりでした。一緒に食べた夫や次男も「これはすごいわ！麺もスープも美味しいし」「うまい！」と気に入り、冷凍ラーメンを気にかけた事のなかった私も見る目が変わりました。あんかけは寒い部屋でも冷めにくく最後まで温かいまま食べられ、体も温められてありがたかったです。 「船は船頭に任せよ」ではないですが、「麺類は父に…」という感じで父の発見をこれからも楽しみにしています。でも、食べる頻度は程々に…体に気をつけて元気でいてもらいたいです。