ザ・マーケター
このコンテンツはドゥ・ハウスが2004年12月から2005年10月までマーケターにインタビューし、HTMLメールで配信していたものです。一部、本文中の商品情報やご協力いただいた方々の情報については現在と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
2005.09.27
マーケタープロフィール

vol.10[04]

 ブランド拡張による入口の拡大

森さんのガーナミルクチョコレートとの関わり、そして今後のガーナ・マーケティングの方向性についてお聞きしました。

Pick Up!

ガーナミルクチョコレート

パッケージを活用する

-「母の日ガーナ」の実施チャネルはスーパーがメインですか。

森:はい、スーパーがメインです。コンビニエンスで一部やっていただいたところもありますが。これは年を追うごとにだんだん大きくなり、社内的にも盛り上がってきているので、来年も更に大きくやっていきたいなと思っています。

-その他にも何か実施していますか。

森:はい。今年の新たな試みとして、夏場に「冷やしておいしい手作りレシピ」をパッケージに入れています。これは昨年が猛暑で、チョコにとってはかなり大きな打撃を受けたため、夏場になんとか販売を増やしていかないと、全体を広げることにはならないだろうということで、夏場においしく食べていただけるようなチョコレートレシピを展開しました。また、夏場にチョコレートを冷蔵庫で冷やしてから召し上がるご家庭も非常に多いようなので、パッケージに「冷やしてもおいしい」というマークを入れています。これは、夏場は溶けるからチョコは買わないよという方も取り込んでいきたいと考え、今年から始めました。(パッケージを手に取り)箱の表側にはこのマークを入れて、内側にはレシピが入っています。極力誰でも作れるように、さほど難しくないレシピを入れています。また、バレンタインデーに向けた手作りですとか、クリスマスに向けた手作り需要が増えてきているので、数年前から、11月から3月くらいまでの冬場のトップシーズンにも手作りレシピ入りのパッケージ展開を行なっています。

商品開発14年

森氏

-森さんはガーナの担当になって何年になりますか。

森:平成13年からですから、4年目です。

-1つのブランドを担当して、皆さん長いのですか。

森:3年~5年くらいの間でいろいろ変わっていきます。

-ガーナの前は何をやっていらっしゃったのですか。

森:同じく商品開発部です。ガーナ担当の前はビスケットの新商品開発をしていまして、その前が子供商品で、シール企画などをやっていました。その前はチョコレートです。入社以来ずっと商品開発部にいます。

-となると、商品開発部に在籍して、何年になるのですか。

森:91年入社ですから、14年たちました。

-御社で商品開発部にいる方は、ずっと商品開発部にいる方が多いですか。

森:いえ。そういう方はほとんどいないです。私は珍しいタイプですね。

-では、商品開発部にくる上で、一番ポピュラーなルートはどういう経路ですか。

森:大きく分けると2通りあると思います。1つは営業を経験したものがくる場合と、もう1つは中央研究所で技術・開発を行なっていたものがくる場合です。それに属さないケースもあります。

-中央研究所の方は、理工系の方ですか。

森:そうです。営業は文系が多いです。

-商品開発には、どんなタイプの方が向いていると思いますか。

森:好奇心があって、チャレンジ精神がある人ではないでしょうか。

- 商品開発系というのは、社内の中のあこがれのセクションというのはどこでもお聞きしますが、それは同じですか。

森:同じだと思います。

-商品開発に行きたいというのもありますが、大変そうだというのはないのですか。

森:たしかに、大変な部分もありますね。現状を知っている人は、行きたくないと言っている人もいます。

-商品開発セクションは希望されたのですか。

森:私は入社前から希望していたので、希望通りに入れていただけたのは非常にありがたかったです。

-チョコの開発をしたかったのですか。

森:いえ、何の開発ということではなく、商品開発がしたかったのです。もともと美術系の学校に行っていまして、新しいものを作ることが好きでした。特に川上の方の、物を作り出す、一番初めの企画をやりたいということで、うちの会社を受けまして、希望通り川上の商品開発部に入れていただきました。

-ガーナは何人で担当されていますか。

森:私だけです。ただ、当然上で上司が全体を見ています。私はガーナだけではなく、いくつかのブランドをかけ持ちで担当しています。

ブランド拡張による入口の拡大

ガーナクリスプスティック

-新しいカテゴリーも、ガーナブランドでやっていく戦略ですか。

森:はい。実は、板チョコレートを食べない方もいらっしゃるんですよね。何も入っていないからつまらないなと思われる方達は、ガーナを食べる機会がないんです。味のおいしさを知ってもらうことができない。そこで、ガーナを使ったチョコレート菓子を展開し、この味を知ってもらう、将来的には板チョコユーザーになっていただきたいなということで開発しています。

-板チョコを念頭に置かれてのことですね。

森:はい。

-ガーナのブランド力に対して、いろいろなカテゴリーに製品を投入していくことを、積極的にやっていらっしゃるのですか。

森:そうですね、私が担当になってからですので、ここ数年からの取り組みです。知らないブランドの商品だと、店頭で手が出にくいこともありますが、いろいろなカテゴリーにガーナの商品をエントリーすることで、知っているブランドであるという安心感から、商品を手にしやすいようです。また、そこでお客様とガーナの接点が増えていきます。その接点を増やしていくことが、新しいお客様を取り込むことにつながるので、今後もこのようにガーナへの入り口をどんどん広げていきたいと考えています。

-流通のバイヤーさんからもガーナのブランドはすごく期待されているのですか。

森:ロッテのフラッグシップとして考えているブランドですので、広告宣伝にも非常に力を入れています。流通さんからは「うちだけのガーナの商品を作ってください」という要望もよくいただきます。そのくらい、ガーナに対する意識は流通さんでも高くなっていると感じます。今年からJOCのオフィシャルパートナーになりまして、ガーナのコマーシャルには、日本代表のスケート選手3人を起用しました。曲はドリームズ・カム・トゥルー。9月からこのコマーシャルが流れています。今年はオリンピックの年、トリノオリンピックに向けて、スケートの3選手同様、ガーナも盛り上がって行きたいと思っています。




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