聞く技術研究所

テレワークにより治安が悪化する街が現れる【月刊よげんの書2023年11月:よげん3】

米国を代表するリベラルな気風の都市、西部カリフォルニア州サンフランシスコ市が苦境に陥っている。今まで新しいテクノロジーが生まれている場所だったが、街には注射針や空き缶が転がり、麻薬使用者とみられる人が奇声を上げている。治安が悪化し、主要駅前にも人影がまばらだ。

2024.01.29

SDLへの移行はやっぱりAppleが早かった【月刊よげんの書2023年11月:よげん2】

アップルの業績をアプリ販売や音楽配信などのサービス部門が下支えする傾向が強まってきた。これまではものの売り上げが大半だったのが、iPhoneやMacだったが、販売は不振になっている。モノが売れなくなってきているのだ。11月2日発表した業績では、売上高全体に占めるサービス部門の比率が通期で初めて…

2024.01.25

生産性を下げる方法が明らかになる【月刊よげんの書2023年10月:よげん8】

G7の中で労働生産性が低いのが日本だ。ドイツ軍を弱体化させるため、組織の効率、生産性を下げるという敵への妨害工作が、日常のオフィスの行動にとりこまれているのだ。内容を見ると、日本の働き方まんまに見える。日本は生産性が上がらないといわれているが、下がるべきして下がっているように思ってしまう。

2024.01.09

上下水道が不要になる時代がやってくる【月刊よげんの書2023年10月:よげん6】

上下水道は人間の生活にとって必須なものだ。国土交通省「国土交通白書」によると、水道を含めた社会資本の老朽化が進んでおり、建設後50年以上経過する社会資本の施設の割合が2023年段階で4割、10年後の2033年には60%超えると試算されている。相当老朽化しており、事故が起こっている場所などもある。

2023.12.19

ポストマスクの代替市場が密かに盛り上がる【月刊よげんの書2023年10月:よげん5】

「なんかマスクを外すと恥ずかしい気分になって。メガネをかけることにしました」。ジンズホールディングスが運営する専門店「JINS」にはこんな心境を語る来店者が増えている。コロナ禍で外出しない人が多かったためか、国内の目鏡市場は2020年に前年比11.2%減と大きく落ち込んだ。しかし…

2023.12.16

ジェンダーギャップが原因で破綻する組織が現れる【月刊よげんの書2023年10月:よげん3】

男女同一賃金を軽視したことにより、ロンドンに次ぐ英国第2の都市バーミンガムが事実上の財政破綻を宣言した。同市は10年前から市職員の不平等賃金をめぐる時限爆弾を抱えていた。ボーナスの不支給を女性職員が提訴し、訴訟を起こされていた。市が敗訴したことにより、未払いのボーナスだけではなく…

2023.12.08

EVが世界の構造を変える予兆が見えてくる【月刊よげんの書2023年10月:よげん2】

テスラをEVの会社だと表面的に捉える人は多いだろうが、マスタープランを見ると、テスラのビジネスモデルは電気自動車の販売だけに留まらないことが分かる。EVは事業全体のひとつでしかなく、地球環境のために残りは太陽光発電や蓄電による電力網の補強、鉄鋼・化学産業の電化など5分野に力を入れている。とても…

2023.12.01

強欲インフレが経済をかき回す 【月刊よげんの書2023年10月:よげん1】

先進各国でインフレが収まる気配がないが、その背景に「強欲」があるのではないかと言われている。アズダ、セインズベリー、テスコ……。英国を代表するスーパーマーケットが不当に販売価格を引き上げている疑いが浮上したため、7月まで英競争・市場庁の監視下に置かれた。ユーロ圏の…

2023.11.23

人材難が成長を阻む【月刊よげんの書2023年8月:よげん8】

企業も成長を見越して設備投資に向かっているが、仕事を担う人がいないかもしれないという事態になる可能性がある。人口減少に伴って、労働人口が減っている。労働人口を増やすために、シニア層の雇用延長などの施策もあるが、追いついていない。デロイトトーマツグループが行った調査によると…

2023.11.20