米国時間で3月25日に、ブランドや企業のFacebookページ、およびフォロワーが1万人以上いる個人ユーザーの公開プロフィールに「コメントスレッド」という新たな機能が追加されました。
今回は企業として、この新機能をどううまく使っていくかについて考えます。
■コメントスレッド機能について
投稿に対してコメントが多くつくことは、ページ運営者にとってとても嬉しいことです。ただ、一気についたコメントに後からまとめて返信していくと、どのコメントは投稿日時順に並ぶため、誰に対してのコメント返信なのか一目ではわかりづらくなってしまうのも悩みどころでした。
今回新たに追加されたコメントスレッド機能は、返信や「いいね!」が多くついたコメントや、閲覧者に近しい人のコメントを上位に掲載し、逆にスパム印を付けられたコメントは下位に沈めるというもの。
Facebookページを訪れたユーザーもコメントのやりとりが見やすくなり(滞在時間の向上)、運営者もコメント対応がしやすくなるだけでなく、良いコメントが優先的に他ユーザーに閲覧されやすくなるのも嬉しいです。
※対応はデスクトップ版のみだそうです。
■改めてファンとの「対話」を意識することでファンとの距離を縮める。
以前、コメント対応の大切さについて記事を書きました。
Facebookページ運用の醍醐味!?コメント対応によってファンとのつながりをより深くする方法を考える。
今回の新機能により、視覚的にもファンと1対1でやりとりをしていることがはっきりとわかるようになります。オープンな場でのコメント対応をしっかり行うことで、コメントをくれたファンだけでなく、そのやりとりを見た他のユーザーにもファンと対話をする姿勢をアピールすることが可能になるのではないでしょうか。
■Facebookページをファン同士がコミュニケーションをとる場に。
これまでのコメント機能では、企業の投稿に対してファンがコメントをする⇒企業がコメントを返す という形でした。コメントがスレッド化されることで、Facebookページのタイムラインに訪れて、他のファンのコメントを見たユーザーも、そのコメントへの返信が簡単に出来るようになります。
ここが活性化できれば、企業とファンの双方コミュニケーションの場として活用されていたFacebookページが、ファンが集まり、ファン同士でコミュニケーションをとる企業、ブランドのコミュニティサイトのような役割まで担えるようになるのではないでしょうか。実際に海外の成功事例としてよく挙げられているFacebookページを見ると、企業はほとんど投稿をしていないにもかかわらず、ファンの投稿、コメントで賑わい続けています。
(決して手抜きな考えではなく)日々投稿案を考えて、、なんてことに苦しまなくても企業・ブランドへの想いでつながったファン同士がFacebookページ上でコミュニケーションをとり、活性化してくれる、理想的なページを目指したいですね。
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