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“笑い”の要素を加えてクチコミ発信時のハードルを低くする インフォグラフィックによるクチコミ要素図の分析(第3回)

人々を心から笑わせることは決して簡単なことではありません。しかし、それが成功したとき、あなたの商品にすばらしい結果が得られることもあります。

有名な商品名をもじった商品、非公認のゆるキャラ、フラッシュモブ・・・。マーケティングに“笑い”を取り入れ、話題になった商品は世の中に様々です。

今回は“生活者の笑いを引き起こす商品・サービスのクチコミ”の特徴を理解し、“笑い”を用いたクチコミプロモーションの施策考案についてインフォグラフィックを使って考察します。

序章:クチコミ要素図の詳細についてはこちらから

商品にどんな“笑い”を加えると生活者が話題にするか

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要素図中のクチコミの内容を見てまずわかるのは、有名な芸能人の言葉や、有名な商品名をパロディにした商品のクチコミが送り手、受け手の印象に残る傾向があることがわかります。

「フライングナゲット」「面白い恋人」、有名なアレをもじったような商品のクチコミがありますね。ひとつ間違えれば“パクり”と思われかねませんが、クチコミプロモーションの選択肢のひとつとして“パロディ”を持っておくのは良いでしょう。

また、普通の商品からは考えられない“見た目”や“機能”を持った広告・商品のクチコミも送り手、受け手の印象に残ることがわかります。

“斬新な見た目”という観点では「ポスターの絵が古臭いタッチのイラストであること」というクチコミの内容が当てはまります。今の時代からは考えられないイラストをあえて用いることで、生活者の注目を集めた例と言えます(意図してやったかどうかは別ですが)。

一方で“斬新な機能”という観点では「電卓でどこかのキーを同時に押すとカシオという単語が画面に出てくる」というのが当てはまります。「電卓で、あるボタンを同時に押すと単語が出る?そんな機能必要なの?」思わずツッコミを入れたくなる機能が生活者の笑いと話題を引き起こした例です。

パロディにするか、いや、生活者の笑いを引き起こすような機能を付けるか、それとも奇抜な見た目にするか。自社の商品特徴を踏まえた上で、どんな“笑い”の要素を取り入れるべきか考えてみましょう。

うまくいけば、生活者はそんな商品を店頭で見て思わず立ち止まり、笑いながら見ます。「いったいなんなんだ(笑)」そして笑わせつつも、それを家に持ち帰り、ほかの人に語ってくれるでしょう。

“差別化”よりも“笑い”でクチコミ発信時のハードルを低くする

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クチコミの感情散布図を見てみると、第1回に紹介した差別化された商品のクチコミの感情散布図と同様に、送り手と受け手は共に好奇心、親しみをもってクチコミをする(される)傾向があります。

しかし特に“親しみ”の度合いについて言えば、差別化された商品よりも大きくなっていることがわかります。つまり、商品に笑いの要素が加わると、生活者はより高く“親しみ”を持った状態でクチコミを発信(受信)するということです。

また、これは特にクチコミの送り手に関して言えることですが“リラックス”した感情でクチコミをする傾向があることもわかります。

“親しみ”と“リラックス”の度合いが強いということは、送り手のクチコミ発信時の感情のハードルが低い(クチコミがしやすい)ということが言えます。

クチコミ発信時の感情のハードルが低ければ、普段あまり会話をしない人同士でもクチコミが始まるかもしれませんね。会社員、タクシードライバー、観光客、近所の人・・・あらゆる人が“笑い”に関するクチコミをして、そして耳を傾けて話を聞きます。

生活者のクチコミ発信時に“親しみ”と“リラックス”の感情の度合いを高くしたい場合には差別化するよりも“笑い”を取り入れた方が有効。ぜひ、実践してみてください。

プロモーションの媒体として“SNS”を用いる

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要素図中のクチコミのツールを見てみると、送り手と受け手共に直接会って、あるいはメールで“笑い”に関するクチコミをする(される)ことがわかりますが、同時に“SNS”を用いてクチコミを発信(受信)する傾向もあることがわかります。

ここから考えられることとしてはSNSをよく使う生活者をターゲットにすると同時に、SNSを媒体として何かプロモーションを考えるのも良いでしょう。商品に関するパロディやネタをクイズ形式のコンテンツとして毎週配信してみる、わざと古臭い見た目の画像をウォールに用いるなど、生活者の笑いを引き起こすような施策が色々と考えられます。

商品自体だけでなく、SNSを使ってプロモーションに“笑い”を取り入れれば生活者のクチコミにさらに拍車がかかると考えられます。

 

以上が今回のクチコミ要素図の分析です。

次回は“何らかの秘密が隠されている商品・サービスのクチコミ”についてご紹介します。

  • ●記事内データの出所
  •  -myアンケート(ドゥ・ハウス)調べ
  •  -調査期間:2014年02月17日(月) ~ 2014年02月19日(水)
  •  -対象者属性:男女/20~69歳/全国
  •  -サンプル数
  •   ・クチコミの送り手:2,551サンプル
  •   ・クチコミの受け手:2,310サンプル

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株式会社ドゥ・ハウス 店頭プロモーション事業部

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