BMRはBasic Marketing Relationsの略で、新製品を発想し開発業務を進めていく際の枠組み(基本原理)です。
BMRは、基本原理ですから、理解できるとマーケティングがやさしくなります。
理解できた人の間でのコミュケーションは円滑となり、議論が深まります。
本書は、BMRの入門書としてできるだけとっつき易く、かつ役立つヒントがたくさん出てくる実務書を目指しています。
私は開発マーケティングで大事な概念を絞り込むと以下の3つであると思っています。
第1は、「製品領域」ビジネスを構築する土俵です。
第2には、「製品コンセプト」提供するものは何か、です。
第3は、「製品のポジショニング」競争優位の源泉の定義です。
この3つをどうまとめるかは、少し前には言葉の定義もいろいろあり、私自身もどう表現すべきか迷ったものです。BMRを用いると各概念の中に含めないといけない要素が明確となり、やるべき方向がはっきりします。
開発業務は一人では出来ません。製品の具現化を担当する技術屋、パッケージを担当するデザイナー、広告を担当するクリエイテイブ、調査を担当するリサーチャー等、バックグランドの異なる人間が1つの方向に向かって動くようにしなければなりません。共通の言語が必要なのです。BMRは、その言語となります。
(「監修者のことば」より抜粋)