BMR
このコンテンツはドゥ・ハウスが2007年に「10年商品をつくるBMR」を出版した際、連動企画として作成されたものです。一部、本文中の商品情報やご協力いただいた方々の情報については現在と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
お問い合わせは こちら まで。
【コンテンツ】 1.BMRとは   2.本の紹介(第1章 BMR各要素/第2章 要素間の関係/第3章 消費者の声を聞く/第4章 開発秘話)   3.付録 製品開発の切り口   4.本の成り立ち

本の成り立ち

『10年商品をつくるBMR』は、制作の過程で、3つのリサーチをしました。

1.書名リサーチ

3つの書名案をめぐって、下記のアンケートを行いました。

・対象者:18才~45才
・職業 :会社員、会社役員、公務員、自営業、専門職、教職、学生

○発信数 300、回答数 136、回答率 45%

●質問票

Q1. あなたは、次の書名の中で、手にとって読みたくなるものはどれですか?一つだけ選んでください。
※店頭で本棚を見た時のように選んでほしいので、用語の説明は無しにしています。
1.10年商品をつくるBMR -日本発の新マーケティング・モデル
2.実践BMR!ロングセラーをつくる新商品開発入門
3.10年商品をつくる新マーケティング・モデルBMR
Q2. Q1で選んだ書名について、そのタイトルの本を手に取りたくなった理由を詳しく教えてください。
Q3. あなたが買って読んだビジネス書の中で、タイトルだけで思わず買ってしまったものを書名で教えてください。

●結果

1. 10年商品をつくるBMR
-日本発の新マーケティング・モデル
28%
2. 実践BMR!ロングセラーをつくる新商品開発入門   54%
3. 10年商品をつくる新マーケティング・モデルBMR   18%

定量的な結果をみると、「実践BMR!ロングセラーをつくる新商品開発入門」がもっとも支持されていました。

Q2の理由をみると、「ロングセラー」や「入門」の言葉の「わかりやすさ」が支持を受けていることが分かりました。

他の理由を見ると、「10年商品」や「日本発」という言葉が注意を惹いているのに気づきました。

・「ロングセラー」ではなく、「10年商品」を生かす。
・BMRは、書名のなかでも強調したいポイントなので、「日本発」は帯のなかで生かす。
・この本は入門書には違いないけれど、汎用性の高いテキストにしたい。

こうした意図から、最終的には、「10年商品をつくるBMR」に決定しました。

○回答例

題名のどの部分の活字を大きくするかにも依存するが、「日本発の新マーケティングモデル-BMR」というようなタイトルに魅かれる。「日本発」がポイントだと思う。
(36才、会社員、男性)
(ロングセラーではなく)10年という具体的な長期間ずっと活用できそうな商品、そのマーケティングモデルが「日本発」というのが興味深い。
(39才、専門職、女性)
まず、「10年商品」がロングセラーより言葉として新鮮さがある。「BMR」の意味を知らないので、文末にあったほうが躓かない。
(45才、会社役員、男性)
何も知識が無くても、『入門』とタイトルに書かれていたら、自分にも可能性やアイデアのヒントになるかも・・・ なんて思い手にし手してしまうと思います。上記の3つの項目の中で1番分かりやすそうに思えます。
(31才、自営業、男性)
「10年商品」という言葉に興味を持ったことと、メインタイトルの簡潔さ。どういうことなんだろう、と中を見てみたくなる。
(27才、会社員、女性)
日本発ってところがいいです。もう中国アメリカにはうんざりですから。
日本ならではのモデルとはどういうものか知りたいです。
(37才、会社員、男性)
10年と言われるよりも、ロングセラーの方がなんとなく現実的。
入門という表現が初心者でも分かりやすそうなイメージ。
(21才、学生、女性)

2.装丁リサーチ

ICRの轡田昭彦さんからいただいたのは、下記の3案。これは、「店頭でもっとも目立つのは?」という視点で、リサーチしたところ、「2案」が高かったので、この路線でデザインを完成してもらいました。

<1案>
<1案>
<2案>
<2案>
<3案>
<3案>

3.モニター感想

初稿があがった段階で、読者モニターを募り、読んでもらい感想を募りました。その時の声をもとに、「伸長改善リスト」をつくり、極力、本文に反映させるべく修正しました。
実際、感想文の声はとても強力で、伸ばすポイント、改善ポイントが明快になりました。

感想文例

開発~販売マーケティングの漠然としたイメージをBMRの考え方で整理することで、明確になると思いました。特に広いT-O、強いO-Wのつながりを考えて、W-Bを結びつける、またそれを取り巻くC、D、E・・・という考え方は明快です。BMRマップやBMR記入シートも実践でも使えるツールだと思いました。
それほど厚い本ではないので重要性は高いとは思いませんが、冒頭に本の「構成」を簡単に説明してあると、初心者にはさらに読みやすいものになるのではないでしょうか?
マニュアルにして聖書、つまり実務本にして理論書というのが第一の感想。聖書(理論)側面としては、開発とその後のマーケティングにおいて、まったく落としてはいけないこと=基本が整理されていること。理論とは普遍であり開発における普遍が書かれている。
ターゲットが「新人開発担当者」なのだろうか。記述方法が「・・・と、覚えておきましょう」「と、発想しましょう」「押さえます」というトレーニング用の教本の記述スタイル。せっかくのユニークな(しかも理論的な)モデルを提示しているのに、もったいない。ターゲット設定と記述スタイルは整合してますか?
テンプレートのWebダウンロード
購入者特典として、ブランクのBMRシートをPDFやWordでWebから配布してはどうでしょうか。著書および読者のためのWebサイト(できればブログ)があると、さらに普及を後押しできると思います。
この本を特にお奨めしたいのは、こんな人です。
 1)これからマーケティング理論について学びたい方
 2)ひととおりの理論を学んだが、各理論の重要性を理解したい方(←私)
 3)理論を理解し実践もしているが、一度理論の棚卸しをしたい方いずれの方にとっても有用な本と思います。
守秘義務の範囲内で、実際の商品をケーススタディとして挙げ、実際の理論の使い方が分かるとさらに実践的な本になるように思います。
このBMRは、ベースフォーマットということで、様々な使い方ができるようでありますが、その中核部分である新製品開発において、自社製品で考えてみた場合、ターゲットとオケージョンの選定をどうするのかが非常に難しいというのが率直な感想です。しかしこれは、我々実務者が何度も何度もこのBMRを使い込んでいく中で、習得していくしかないのかなとも思います。


■監修者プロフィール: 山中正彦 株式会社KSP-SP 代表取締役社長。法政大学キャリアデザイン学部教授。慶應義塾大学工学部管理工学科修士課程終了。上智大学外国語学部比較文化学科修士課程終了。国際ビジネス専攻(1983年)。マサチューセッツ工科大学(MIT)スローン/スクール留学(1983-1984年)。味の素株式会社中央研究所管理部システム室入社(1972年)。味の素株式会社食品開発部専任部長(1993-1999年)。株式会社味の素コミュニケーションズ(1999年)。2003年3月、株式会社KSP-SP代表取締役社長就任。2005年4月、法政大学キャリアデザイン学部教授就任。http://www.ksp-sp.com/


TOP